6月16日(月)に開催された総務産業常任委員会において、令和6年度定期監査報告に対する質疑が行われました。
私は、議選監査委員として質疑に対する答弁を行いました。3人の議員から事前に質疑項目が出されたので、事務局と調整の上で答弁しました。西脇市議会では、議会選出の監査委員の役割を高めようと、定期監査報告に対する質疑、決算監査報告に対する質疑行っています。質疑に入る前に、「令和6年度定期監査報告に対する議選監査委員としての視点」ついて述べましたので、その内容を紹介します。
「令和6年度定期監査報告に対する議選監査委員としての視点」
最初に、令和6年度定期監査を行うにあたって、議選監査委員として留意した視点について述べさせていただきます。
定例監査とは、市の財務事務の執行、公営企業等の事業の管理に関し、予算の執行や工事の施工等が適正かつ効率的に行われているかについて、監査する財務監査と行政監査をあわせて実施するものです。最少の経費で最大の効果を挙げているか、組織運営の合理化に努めているといった点に特に意を用いる必要があるといわれています。西脇市の定期監査は、財務監査に重きをおいて実施してきていますが、私は議選監査委員として行政監査に重きを置いて意見を述べてきました。
私は、令和6年度定期監査を行うにあたり、議選監査委員として次の4点の視点をもって監査を行いました。
(1) 担当別業務及び人員配置状況では、担当職員の時間外勤務や年次休暇の取得状況を確認し、職員の勤務状況が適切であるかどうか、過重になっていないか等を確認しました。時間外勤務は、前年比大幅に減少していましたが、年次休暇の取得は少ないとの指摘を行いました。休日出勤をした際の振り替え休暇については、適宜取得されていると確認しました。
(2) 業務委託や工事請負の入札結果、見積もり合わせの執行状況・結果を書類の提出を求めて確認し、適正に執行されているかどうかを確認しました。一般的に職員の不祥事の多くが、入札を巡ることが多く、適正に執行されているかどうかチェックしました。指名業者の選定、最低価格、入札価格、落札業者等を提出された書類に目を通しました。問題なく執行されていると判断しました。
(3) 定期監査の対象期間は、4月1日から9月末~11月末であるため、3月定例会予算常任委員会の中での質疑や議論を踏まえ、執行にあたって留意されているかどうかを確認しました。特に予算化され、市民生活に関係する予算の早期執行を指摘しました。例えば、環境課における監視カメラ設置の遅れの指摘、まちづくり課での住宅資金回収の取組の指摘、病院事業における経営改善の早期取組の指摘(食堂・売店のコンビニ化)、老人保健施設の今後の経営改善の指摘を行いました。
(4) 年度当初、各課から出された「懸案事項又はリスク」については、懸案事項ごとに進捗状況を聞き、今後の課題・問題点について説明を受けました。課内での懸案事項の課題意識を共有し、担当する責任者を明確にしながら、課題解決にあたっていただきたいと指摘を行いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます