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本多隆成著『徳川家康と武田氏』

2019-08-19 06:25:07 | プライベート
 先日、本多隆成著『徳川家康と武田氏』を読む機会を得ました。
 本多隆成先生は、私が静岡大学に入学した1973年(昭和48年)に、静岡大学に赴任して来られました。中世・近世の農村構造の新進研究者として、静岡を中心に東海地方の史料(文書)研究を精力的に行われていました。



 私は、静岡大学人文学部人文学科日本史学科を専攻するようになった2回生の時から、本多先生の講義を受講しました。近世文書の古文書を解読する「古文書講座」や「近世農村研究」を受講したことをよく覚えています。また、夏休みや春休みの時期に、2泊3日で磐田市や掛川市の寺院等へ出かけ、古文書調査を行いました。日本史学科専攻の学生は10人でしたが、考古学・文献史学に関係なく、全員で発掘調査や古文書調査に出かけていました。そのため、日本史学を通じて、学生間はもちろん、先生方とも親しく交流させていただきました。特に、本多先生は、学生と年齢が近いということもあり、引っ越しのお手伝いや奥様の手料理をよばれに新婚家庭にお邪魔させていただきました。さらに、私の卒論の指導教官ということもあり、個人的にもお世話になりました。
 今回、久しぶりに本多先生の著書を読み、学生時代に戻ったような気がしました。『徳川家康と武田氏』は、家康が武田信玄・勝頼親子との二代にわたる試練を乗り越えていった過程を膨大な史料を解読しながら、正確に説明されています。読みながら、歴史学者としての本多先生ならではの著書だと思いました。
 本多先生の著書には、『定本徳川家康』『徳川家康と関ケ原の戦い』『近世の東海道』等があります。ぜひ、今後も本多先生の著書を読みたいと思っています。また、歴史文化ライブラリーの中には、静岡大学で後輩の川岡勉君が、『山城国一揆と戦国社会』を出版されています。川岡君の著書も、ぜひ読みたいと思っています。
 今年6月初めに、静岡大学の同窓会に出席した際、本多先生と奥様に久しぶりにお会いしました。現在も、元気に研究活動を続けられている本多先生の姿勢、大きな感銘を受けました。教え子の私も、頑張らなくてはと思っています。
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