先日、西脇市鹿野町にある播州織工業組合を訪問してきました。播州織工業組合は、播州織の織布業者の組合です。高見事務局長から、播州織の生産数量や組合数の変化等を伺うことができました。

播州織の生産数量は、年々減少してきています。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で、生産数量を大きく落ち込んでいます。
高見局長からいただいた資料によると、令和2年1月~8月の合計の生産数量は、8,887,027㎡で、対昨年度比で6,157,556㎡も減少しています。8月だけを見れば、816,856㎡で、昨年8月が1,400,774㎡ですから、583,918㎡も減少しています。大きな落ち込みです。1ケ月の生産数量が100万㎡を切ると、産地としての機能が果たせないという話を聞いたことがあります。今年6月、7月、8月の3ヶ月とも100万㎡を割っています。
織機台数は、8月末現在、所有台数1,477台に対し、稼働台数が1429台でした。また、播州織工業組合の組合員数は131人ですが、稼働組合員は124人です。7人が、完全休業です。
市内の播州織関係者の方の話を聞くと、悲観的な話がほとんどです。特に、織布業者の方の嘆きが、大きいです。例えば、現在ある機織り機の内、稼働しているのは1~2台だけで、このままだと高い電気代さえ払えない。それだったら、しばらく休業して、アルバイトに出ようかと考えているという話も聞きました。
播州織関係企業の多くは、雇用調整助成金を活用しながら、どうにか雇用を守っています。播州織の再生に特効薬はないのですが、粘り強く頑張っていただきたいと願っています。

播州織の生産数量は、年々減少してきています。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響で、生産数量を大きく落ち込んでいます。
高見局長からいただいた資料によると、令和2年1月~8月の合計の生産数量は、8,887,027㎡で、対昨年度比で6,157,556㎡も減少しています。8月だけを見れば、816,856㎡で、昨年8月が1,400,774㎡ですから、583,918㎡も減少しています。大きな落ち込みです。1ケ月の生産数量が100万㎡を切ると、産地としての機能が果たせないという話を聞いたことがあります。今年6月、7月、8月の3ヶ月とも100万㎡を割っています。
織機台数は、8月末現在、所有台数1,477台に対し、稼働台数が1429台でした。また、播州織工業組合の組合員数は131人ですが、稼働組合員は124人です。7人が、完全休業です。
市内の播州織関係者の方の話を聞くと、悲観的な話がほとんどです。特に、織布業者の方の嘆きが、大きいです。例えば、現在ある機織り機の内、稼働しているのは1~2台だけで、このままだと高い電気代さえ払えない。それだったら、しばらく休業して、アルバイトに出ようかと考えているという話も聞きました。
播州織関係企業の多くは、雇用調整助成金を活用しながら、どうにか雇用を守っています。播州織の再生に特効薬はないのですが、粘り強く頑張っていただきたいと願っています。