とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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恥ずかしいCM

2007年09月20日 20時44分17秒 | テレビ番組
「株式会社ディック。なんて恥ずかしい名前なんだ」
と印刷用インク最大手の大日本インキの来年からの社名をおちょくっていたのは先週のこと。

今度は大手企業なのに恥ずかしいCMを堂々と流しているところがあることに気がついて愕然としたのでご報告したい。

最近はケーブルテレビのドキュメンタリーとアメリカ製ドラマ、そして阪神タイガースのナイターぐらいしかテレビ番組を見なくなったのでCMに気付くことも殆ど無くなってしまっていた。

今日、山手線の電車の扉上に付いている液晶テレビを見ていて、思わずありもしないチャンネルを探しそうになった。
というのも、見ているこっちがメチャ恥ずかしくなるCMを見てしまったのだ。

このCMシリーズは結構以前から流されていたが、普段東京にいる時は頭の中が長距離移動で疲れていることに加えて仕事のことが目一杯のため、あまり注意を払わなかった。
ところが偶然今日は、気が抜けたまま座席に座ってモニターを見ていると「音声の無い」そのCMが流れ始めたのだ。

そのCMとは「サッポロビール」のCMであった。

なんでも「つくるしかない」という字幕に乗ってぎこちないダンスを披露するミュージカル仕立てのCMなのだが、中途半端に凝ろうとしているため、画面から「無理~」という感じがにじみ出てしまい、「こいつら、恥ずかしないのか」と突っ込みそうになってしまうのだ。

きっとプロの振付師が素人の「サッポロビールの社員さん」に演技をさせ、社員さんもテレビにでられると浮き浮き気分で出演してるので、余計に痛々しいものがある。

スチールパートナーズに乗っ取られそうで、本業もサントリーに抜かれそうな現状を考えると「こんなCMしてる場合か」と叫びたくなってもきてしまう。
私個人は黒ラベルはスーパードライよりも大好きなので「こんなCM見たくない」とい気持ちになってしまったのかもわからない。

このCMの惨憺たる出来の原因は、製作したのが「東京のプロダクション」にあることは間違いない。

実は社員が出演するCMは関西地方では珍しくなく、中には目茶苦茶面白いものもある。

あまり面白くないが、妙に印象に残るものに、
「551蓬莱の豚まん」
「551蓬莱のアイスキャンディ」
「岩田呉服店」
「カメラのナニワ」
「大統領」←メチャ古いか
「先斗町いずもや」

などがある。

しかし極め付けは、
「関西電力保安協会」
で、このCMに勝る社員、職員出演のCMを私は未だ見たことがない。

「サッポロビールの中途半端CM」
見ているこっちが恥ずかしいのでできるだけ早く止めて欲しい。
若しくは「関西電気保安協会」のCMをパクってください。