人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ジェフリー・ディーヴァー著「シャドウ・ストーカー(下)」を読む

2016年12月30日 07時40分09秒 | 日記

30日(金).昨日,当ブログの読者ゆえさんと巣鴨駅アトレの「オッティモキッチン」でランチしました 実は1月のコンサートのうち2回分が日程のダブリ等でチケットが浮いてしまったので,ゆえさんに代わりに行ってもらうことにしたのです ピザをいただきながら今年1年間のコンサートを振り返りました ゆえさんはクラシック音楽の道に迷い込んでちょうど丸2年経ったところで,今年はヤンソンス+バイエルン放送交響楽団も聴いたし,メータ+ウィーン・フィルも聴いたし,充実した1年だったようです 私が「今年は206回聴いたけれど,今なお印象に残るコンサートは数えるほどしかない 例えば東京・春・音楽祭で聴いたワーグナーの『ジークフリート』とか,ティーレマン+シュターツカペレ・ドレスデンの演奏で聴いたワーグナーの『ラインの黄金』とか,ブログの中で『今年のマイ・ベスト10に入る』と書いた公演をはじめ限られたコンサートしかない」と言うと,「え~,そんなものなんですか」と驚いていました.候補が多すぎて10曲選ぶのが難しいと思われていたようですが,実際はその逆なのです 

今年のコンサート「マイ・ベスト10」は来年1月1日の当ブログで発表しようと思います

 

          

 

お店が混んできたので退却することにしましたが,いつの間にか1時間半が過ぎていました.ピザは最高に美味しかったし,楽しい時間はあっという間に過ぎ去っていきます ゆえさんが「これから来年の”カラオケ新年会”に向けて練習に行きます」というので,どうせ暇なのでお付き合いすることにしました 駅のすぐ近くのカラオケCに行って歌うことになりました.カラオケは ほぼ1年ぶりくらいだと思います.今までは,飲み会の2次会でさんざんお酒を飲んでべろんべろんに酔っぱらって歌っていたので,昼間にアルコール抜きで歌を歌うのは生まれて初めてです ゆえさんは20代の半ば少し過ぎの若さですが,「(歌の年代の)軸足をどこに置いたらいいか分からない」と言いながらも,中島みゆき,松田聖子,松任谷由実,中森明菜,渡辺真知子,テレサ・テンといった いずれも歌が上手いことでは定評のある歌手のヒット曲を,難しい高音も鮮やかにクリアしながら ものの見事に歌いました   思わず「すげー」と叫んでしまいました.歌う曲は私の年代でも分かる曲を選んでくれたのだと思います.”気遣いの ゆえさん” ですから 一方,私の方は江戸時代中期の”はやり歌”を中心に歌いましたが,ゆえさんに通じたでしょうか? ここでも約1時間半楽しい時間を過ごしましたが,ゆえさん 新年会の練習になったでしょうか?「良いお年を」と挨拶して,ゆえさんは能の稽古納めに,私は本屋さんへとお別れしましたが,ゆえさんには 来年は一層クラシックの世界にのめり込んで,1回でも多くのコンサートに通うことできるようお祈りしています

ということで,わが家に来てから今日で822日目を迎え,日経の「東京16年回顧」の記事を見て感想を述べるモコタロです

 

          

           記者:色々 批判もありましたね 小池:そこが都政人のつらいところ  女もつらいよ

 

  閑話休題  

 

昨日,夕食に千葉県勝浦市在住で大学時代の友人S君が送ってくれたアコウダイを煮付けました あとは「生野菜とタコのサラダ」です.わが家は子供たちが肉好きのため 魚を買うことは稀なので 本当に助かります  持つべきものは友だちです

 

          

 

  も一度,閑話休題  

 

ジェフリー・ディーヴァー著「シャドウ・ストーカー(下)」(文春文庫)を読み終わりました 著者の経歴は28日のブログに書きましたので省略します

上巻では,人気カントリー歌手ケイリー・タウンが,彼女をつけ狙うストーカーのエドウィン・シャープを呼び出して,これ以上被害が拡大しないように彼を殺害すべく銃を向けるところで終わっていました

 

          

 

結局ケイリーは,「ファンや家族のことを考えて欲しい.殺人はすぐに警察にばれる」というエドウィンの説得により引き金を引くことが出来なかった その後 エドウィンは,自らキャサリン・ダンス捜査官と話がしたいと言ってくる.ダンスは彼と話をするが,”人間ウソ発見器”と言われるダンスにもエドウィンがウソをついているとは思えない 捜査の過程で,誰かが「ケイリーはエドウィンに好意を持っている」と偽りのメールをエドウィンに送りつけ,エドウィンをおびき寄せ,罪を彼に被せてケイリーを抹殺しようとしているということが発覚する ダンスの機転でケイリーもエドウィンも犠牲にならなくて済むが,今度はケイリーのアシスタントであるアリシア・セッションズが,ケイリーのように有名になりたい一心で彼女を殺害しようとしたという疑念が持ち上がる.捜査が行き詰まる中,強力な助っ人,科学捜査の天才・リンカーン・ライムが捜査に加わり 事件の解決に向けて貢献する ケイリーはエドウィンが加害者ではなく被害者だったとして,お詫びの印に食事に誘う.しかし,そこでは意外な事件が待っていた

最後まで読み終わって思うのは,「ああ,やっぱり犯人らしい人は 犯人じゃないんだ」と思いきや,とんでもない どんでん返し が待っているということです  ジェフリー・ディーヴァーの作品が「ジェットコースター小説」と言われる所以です

詳細については書けませんが,読む手が止まらない面白い小説です.お薦めします

コメント (2)
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