近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

古墳あれこれー今城塚古墳公園オープン!そのⅡ

2011年09月26日 | 歴史
継体天皇陵とされる今城塚古墳の全容に迫ります。

10年間にわたる発掘調査で、日本最大級の埴輪祭祀場が見つかったが、そこに配置されていた埴輪類の数々を次に紹介します。









写真は上から、今城塚古墳出土の鷹飼人・武人・牛などの埴輪、祭殿風家・武人・太刀などの埴輪、祭殿風の家や巫女さん埴輪及び祭殿風の家・楽座の男子・盾などの埴輪。

今城塚古墳最大の特徴である、大規模な埴輪祭祀場は、復元埴輪でかつての壮大な姿のままに再現され、古代王権の儀礼を伝えている。

墳丘を取り巻く内濠は水が満ちているが、前方部側を水濠とし、後円部側は水面を芝生で表現した広場として、一般市民に開放している。











写真は上から、今城塚古墳外濠沿いに隣接した民家群、同古墳内濠を一部市民用に公園化している光景、同古墳西側の緑の芝で覆われた内濠沿いに後円部から前方部を望む公園のような光景、墳丘内の遊歩道光景及び後円部の石室跡地の様子。

同古墳に隣接する住民やビジターがいつでも自由に散策できる、将に遺跡公園として開放している。

更に墓陵墳丘内部にまで、自由に散策できる遊歩道まで設けられており、たまたま墓陵に治定されていないお陰で、墓陵資料にアクセスできる、全国稀に見る貴重な体験。