早起き鳥 

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「権利には義務が伴う」

2017年12月23日 03時42分41秒 | 読書





 バブルが崩壊して

地価が大きく下落しても、

ほとんどの人には何が起きているのか

まるでわからなかった。

それから10年ほどかけて、

不動産業界にようやく

世界標準の考え方が定着した。


収益を生まない不動産の理論価格は

笑顔と同じくゼロ円だが、

日本ではいまだに土地は

それ自体で価値があると信じられている。


しかしこれは「権利には義務が伴う」

という当然のことを失念した錯覚だ。

地方自治体の中には、

老朽化した住宅を引き取って

公費で解体しているところがある。

所有者に修繕する資力がなく、

廃屋が「危険物」になってしまってからだ。



   「臆病者のための億万長者入門」
               橘   玲 著




     







 土地の所有者になるということは

国土の一部を所有させてもらうわけだから、

所有という権利は

管理という義務が伴うのも当然

だが、その義務の方はいささか厄介なもの

べらぼうに高い不動産取得税に

家賃のような固定資産税


年寄りになって

僕のように子供のいない世帯は

いずれは管理義務を負えなくなる

これは火を見るより明らか

夢だったマイホームを定年退職と同時に手放し、

いまは街中のマンション暮らし

家は狭い方がいい・・・

雪かきはしなくていいし、

草むしりもしなくていい

電車の駅も近いから

車のない暮らしも健康的でいいかもしれない...!


朝のウオーキングコースは街中の一等地

でも古ぼけた廃屋が何軒あるだろうか

いやはや恐ろしい不況の波はまだまだ消えそうにない



       早起き鳥




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