現在価値の詳しい説明を
後回しにして、
人的資本のリスクを8%にすると、
65歳の定年まで働くサラリーマン(生涯年収3億円)
が入社時に持っている人的資本の価値は
1億3500万円になる
(入社時の年収250万円、退職時1300万円、
退職金3000万円で試算)
私たちはみな1億円を超える
人的資本を持って働き始めめるが、
労働市場から退出すると、
その価値はゼロになる。
大学を卒業して数年間働き、
結婚して専業主婦になると
1億円を超える人的資本を
ドブに捨てることになる。
それは経済学的にはきわめて不利な選択だが、
それにも関わらず日本では
専業主婦に憧れる若い女性が
多いのは驚くべきことだ。
日本の会社には定年制があり、
サラリーマンは一定の年齢に達すると
労働市場が退出し、その時点で
人的資本を失う。
このように人的資本は若い時ほど大きく、
年齢とともに減っていく。
「臆病者のための億万長者入門」
橘 玲 著
「人的資本!」初めて目にした言葉
僕はその人的資本を手にした22歳の時、
しっかりとその人的資本を
最後まで全うしたのだから
自分で自分を褒めてやりたいと思う
予期せぬ事故や病気を経て到達できた定年退職
これこそ、神様に心からの感謝である
退職と同時に人的資本を失ったが、
以降、年金というありがたい資産を手にした
僕には扶養する家族がいなかったから
手当は何もなく
まるで独身者と同じ収入でしかなかった
でも自分で稼いだ分は
しっかりと年金原資を積み立ててきた
もちろんそれは自分の意思とは別だった
だから、年金資産を手にした時
これで死ぬまで贅沢はできないけど食いっぱぐれはない
こんなありがたい制度はないと実感
感謝の気持ちでいっぱいである
子供を二、三人世に出してこその
恩恵であるはずなのに
少子化の足を引っ張っている自分こそ、
社会に対する背信
これからは若い人への支援を忘れまい
早起き鳥
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