早起き鳥 

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なぜ株式投資に失敗するのか?

2017年12月17日 04時21分06秒 | 読書





 資産運用の肝は分散投資だと、

どの入門書にも書いてある。

どんな優秀銘柄でも、

一銘柄に全財産を投資するのは愚の骨頂だ。

東京電力は配当狙いの安定株の筆頭だったが、

福島原発事故で株価は一時、

10分の1以下にまで暴落し、

汚染水問題で復配の見通しも立たなくなった。


昔から「タマゴはひとつのカゴに盛るな」

といわれてきた。

現代のファイナンス理論は

この諺の正しさを数学的に証明したものだ。

こんな当たり前のことにたくさんの

ノーベル経済学賞が授与されたが、

あれやこれやの諺の中からどれが正しいかを

科学的に説明できるというの

実はすごいことなのだ。



   「臆病者のための億万長者入門」
               橘   玲 著




     








 「タマゴはひとつのカゴに盛るな」

なるほどな・・・とても説得力ある言葉

そしてそれが科学的に証明されたとなると

まさに長期に保有する資産なら

同じ銘柄で株式資産を持つのは危険!いやダメ!

肝に命じておかなければなるまい


でも一発狙いでひと儲け、

とつい助平根性でビバレッジをかけ

某銘柄に集中投資をしたくなる

それも一度にたくさんの保有するのも現実的でなく

同じ銘柄に時間差をかけて平均単価を下げながら

なけなしの財産をぶち込んで行く


そして結果は悲惨な状況が待っているのである

せめて買値まで、せめて平均単価まで・・・

とのお祈りに反して

気がついたら証券口座は3分の1、5分の1・・・

悲しいかな貧しい素人の欲が身を滅ぼすのである

「タマゴはひとつのカゴに盛るな」

自重で底の卵が割れてしまうのは何個だろう・・・


       早起き鳥




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