資産運用の肝は分散投資だと、
どの入門書にも書いてある。
どんな優秀銘柄でも、
一銘柄に全財産を投資するのは愚の骨頂だ。
東京電力は配当狙いの安定株の筆頭だったが、
福島原発事故で株価は一時、
10分の1以下にまで暴落し、
汚染水問題で復配の見通しも立たなくなった。
昔から「タマゴはひとつのカゴに盛るな」
といわれてきた。
現代のファイナンス理論は
この諺の正しさを数学的に証明したものだ。
こんな当たり前のことにたくさんの
ノーベル経済学賞が授与されたが、
あれやこれやの諺の中からどれが正しいかを
科学的に説明できるというの
実はすごいことなのだ。
「臆病者のための億万長者入門」
橘 玲 著
「タマゴはひとつのカゴに盛るな」
なるほどな・・・とても説得力ある言葉
そしてそれが科学的に証明されたとなると
まさに長期に保有する資産なら
同じ銘柄で株式資産を持つのは危険!いやダメ!
肝に命じておかなければなるまい
でも一発狙いでひと儲け、
とつい助平根性でビバレッジをかけ
某銘柄に集中投資をしたくなる
それも一度にたくさんの保有するのも現実的でなく
同じ銘柄に時間差をかけて平均単価を下げながら
なけなしの財産をぶち込んで行く
そして結果は悲惨な状況が待っているのである
せめて買値まで、せめて平均単価まで・・・
とのお祈りに反して
気がついたら証券口座は3分の1、5分の1・・・
悲しいかな貧しい素人の欲が身を滅ぼすのである
「タマゴはひとつのカゴに盛るな」
自重で底の卵が割れてしまうのは何個だろう・・・
早起き鳥
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