早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

死ぬことを考えて生きる...!

2016年03月20日 04時29分11秒 | 読書







 「人間はいつかは死ぬものだ・・・」

昔は町人でもそうだったし、

侍はことにそうなんだよね。


戦争がなくても

何か勤めの上でちょっと失敗があったら

すぐ、腹を切らなきゃならない。

あるいは首を討たれなきゃならない。


自分がやらなくても

責任者として死ななきゃならない。

だから侍というのは絶えず

「死ぬこと」

を考えながら生きているわけです。


それで、妻のほうも、

旦那様は侍だから、

いつ何どきお家のために

何かあって死ぬようなことが

あるかもしれないということが

わかっているわけだから、

当然、夫婦仲というものは

睦まじいことになる。


  「男の作法」
          池波 正太郎 著
     






 昔の世の中とは

なんと厳しい世界

死と隣り合わせの中で生きている


それほどの強いストレスがあるだろうか

いつ何どき、召集令状が来るかもしれない

そんな不安の中で

暮らしている若者にとって

青春などという言葉があったのだろうか

でもきっとそんな時代だったからこそ

青春を謳歌したに違いない


いまはストレス社会とは言われるけど、

生まれてからずっと

ぬるま湯の中で暮らしてきたから

ほんの少しの困難でさえストレスに感じ

精神的にもろく、

いとも簡単に命を絶つ人までいる

人間とはなんと強くて

弱い生き物なのだろうか



獣達は日々、喰うか喰われるか

弱肉強食の世の中、

命を全うし子孫を残して

死んでいく生き様が健気でたくましい

そんな生き方を素晴らしいと思う


この平和な現代を、

家族円満に健康で世のため人のために

尽くして生きていきたいものだ...!


     早起き鳥




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