早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

洗濯しながらご飯の火加減...!

2016年03月02日 04時46分23秒 | 読書







 一つのことをやりながら、

つねに他のことにも気を配る、

そういう訓練が

いまの人にはなくなっちゃった。

こういう神経のまわりかたというのは

結局、体で覚えていくものでね、

それも早いうちからやらなきゃ駄目なんだよ。


まず肉体の訓練から始めないとね。

これはどういうことかわかる?

肉体と頭はつながっているんだから、

洗濯をしながら

ご飯の火加減を見るのと同じに

肉体の動きでもって

神経が働いていくわけだから、

両方をやらなきゃ駄目なんだ。


たとえば、つまらないことだけど、

自分のうちの風呂へ入るだろう。

ものすごく熱いわけだ。

これを水でうめなる間に

頭を洗うとかって、

両方のことをやればいいだよ。



  「男の作法」
          池波 正太郎 著
     






 洗濯をしながらご飯の火加減...!

それは当たり前だろう

と一瞬そう思ってしまったが、

洗濯機という機械を動かしながら

ご飯の火加減を見るなんて?


ご飯も炊飯器で炊く時代

人間は何もしなくて済むから

味噌汁をつくりはじめている


でも先生がおっしゃっているのは

洗濯とは手でゴシゴシやることだと思う

体で洗濯作業をしながら

ご飯の火加減を見る

それもまきでご飯を炊いている話だろう


二つの作業というか肉体作業を

同時並行でやること

これは難しいと思う

一つでさえ、失敗しそう...!


家電製品の優れものの中で

家事作業は大幅に楽になり

それも気配りの部分は全て

マイコンがしてくれている

人間様の頭は老化の一途ということか


昔し、通学途中、

歩きながら暗記カード

英単語を覚えていたことを思い出してしまった

でも車を運転しながらスマホ

それだけは運転に集中しないとね


     早起き鳥




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