父は昔、満鉄に
勤めていたことがあります。
課長時代に異動があって
別の課の課長になると、
前の課長さんから
こう言われたそうです。
「うちの課には
三人の使いものにならない
人間がいる。
やる気がなくて、
仕事はサボる。
まったく使いものに
ならない人たちだ」
この三人の人事考課は
最低のランクになっていました。
ところがそう言う
申し渡しがあっても、
父は決して
その人たちのことを
そのようには見ませんでした。
すべての人に
尊敬の念を持って
接するというのが
父の信条でした。
「老いる技術」 七田 真 著
前の課長さんの目には
最低に見える部下
でもその課長の目が
部下に悪い影響を与えたとすれば
部下を責めるだけでは
人事考課は片手落ちなのかも…
もしその課長の目が
違う価値観の目であれば
部下のモチベーションは
まったく違ったのかもしれない
リーダーとして
部下を想う気持ち、
我が子、我が兄弟同様に
大切に想う心が必要だと
僕も常々感じて来た
でもそれは僕の中では理想論
ひとたび嫌いになれば
箸の上げ下ろしまで、袈裟まで
嫌いになる
そんな未熟な自分
リーダー足らぬ自分
そんな自分を鍛えてくれたのも
使いものにならないと想った部下
どんな人をも許し認める
広い心を求めて…!
早起き鳥
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