近郊農家では、
一日でも早く
作物を実らせるため、
生ゴミを肥料に使うようになって、
誰が発見したのか知らないが、
生ゴミを地面に埋めて発酵させ、
油紙をかぶせて
保温するようにしたことで
作物の発育が早くなった。
従って、農民は野菜や薪を
もって江戸の家々を訪ね、
糞尿や生ごみと
交換してもらっていた。
「あと3年で、世界は江戸になる!」
著 日下 公人
私達が子供の頃、
街の中にも田んぼがあり、
田んぼのわきには肥溜めがあった
そのきつい臭いを迂回して
通学したものだ
でもそのそばには必ず畑があり
四季折々の野菜が育っていた
今、その当時の臭いさえ
思い浮かんでくる
当然水洗便所とか
シャワートイレなど無かった
今では考えられない暮らしである
そして今は無菌状態での暮らし
自分の周りに
本来存在しているはずの
微生物や細菌類でさえ
殺菌しなければ
不衛生の烙印を押されてしまう
まさに当然のことではある
昔の世は、微生物とともに生きて
ともに共生をしていた
うじさえ、生きとし生けるものの
サイクルの中で
価値ある生き物だった
清潔という名の
微生物や細菌排除の論理は
少し自然の摂理からは
過剰対応なのかもしれない
早起き鳥
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