トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

今日は良いことがありました。

2010-09-10 20:04:47 | 
今日は、お兄ちゃんは体育祭だった。

朝、友達と待ち合わせて列車を乗り継いで競技場に向う事になっていた。

最初は私が付き添って行くと言っていたけど、友達は3回目だから2人で
いけるから、付いてこなくて良いよと言った。

お兄ちゃんは始めての場所。
友達は列車に乗り継ぐ事が出来ないけど、駅からの場所は分かると言う。

友達のお母さんと相談して二人で行かせる事にした。


出かけて20分して『すいません。息子が支度に手間取って10分ほど遅れて待ち合わせ
場所に着いたんですが、お兄ちゃんいないんです。もう行ったかな?』と電話がきた。

待ち合わせて行くと決めたのなら、お兄ちゃんならきっと待っているだろう。

『10分くらいなら駅の中に入って待ってるかもしれません』と言うと
『分かりました。息子に見に行かせます。見つけたら車で送りますから』

5分位して電話すると
『今度は見に行った息子が戻って来ません。あの子はお兄ちゃんを探しているのかもしれません。息子は列車にはひとりで乗れませんし行けませんから家に戻ってくるはずなので、私は一度家に戻ります。』
既に時間は待ち合わせから30分くらい過ぎて、このままでは体育祭に間に合わない。

お兄ちゃんには先生の携帯番号と友達のお母さんの番号とを持たせてある。
何かあれば電話がくるはずだけどかかってこない。

お兄ちゃんは、決めた通りにならないといつもパニックになってしまうから、
今度も電話も忘れて、友達をあちこち探し回っているのかも。。
化粧も支度もそこそこに駅に走った。

友達の方もお兄ちゃんを探し回っているのかもしれない。
1人じゃ列車に乗れないし、お母さんともはぐれて途方に暮れているんじゃないか。
心配でたまらない。
駅の中を探し回ったけどお兄ちゃんも友達もいない。

『まだ、息子は戻ってこないです。会えて一緒に競技場に向ったのかもしれません』

そうであって欲しい。

やっぱり、最初から付き添えば良かった。
友達と待ち合わせて行くのは無理だったんだ。

予定通りいけば問題ないけど、こんな風に行き違ってしまうと、どうしようもなくなって
しまうんだ。

とりあえず、会社の方が競技場に近いから、担任に連絡をして会社に向って待機する事にした。

会社の前に着くと先生から連絡が来た。

最初に、お兄ちゃんが着いて、その後友達も無事に到着したそうだ。

良かった~。

帰ってきてお兄ちゃんは
『待ってたけど、10分しても来ないからやばい!間に合わないと思って、先に出発した。後ろを見ながら行ったけど来なかった。』
パニックにならずに冷静に判断して競技場に向ったんだね。

友達も『不安がって絶対にひとりで列車には乗らない』とお母さんは言ってたけど
ちゃんと、自分で時間までに行こうと思って頑張って行ったんだね。

なんか、とっても嬉しかった。


親が諦めてしまっていることも、子供は全然諦めていないんだな。

自分の動く時まで力を貯めているだけなんだ。


発達障害だって。自閉症だって。
その子のペースで乗り越えていけるんだなって思ったら
すごく嬉しかった。



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