「終わりよければ全てよし」と言うけれど我が家の年末は大変でした
去年の年末夫は地方の工場に手伝いに行って財布を忘れてきた
工場までは二時間ほどかかる
年末で忙しいうえ、酷い吹雪の毎日で道路は封鎖され行くに行けない状況だった
財布に免許証も入っているし早く取りに行かなきゃ、年末休みに入ったら取りに行こうと言っていた仕事収めの最後の日に夫は事故ってしまった
夫はむち打ち程度ですんだけれど、車は使えないほど壊れてしまった
何処も休みで代車も借りられない状態。
会社の車を仕方なく借りることになった
最後の日は事故処理に追われて終わってしまった
夫は落ち込んで、「会社の車だから何処も行けない」と言われてしまったので、
そりを引いて買い物に出かけた
「夕飯何にする?」と聞くと
「すき焼き以外なら何でもいい」と言われた
結婚して毎年年越しは夫の実家と決まっていた
年越しはすき焼きと決まっていたのでいつも舅が買出しして待っていた
高い牛肉をすき焼きにするのが舅の自慢だった
毎年じゃ飽きるし夫もすき焼きはあまり好きじゃない
でも「今年は違う料理にしませんか?」と言うと
「もう買い物も済ませたんだ。じゃあ何食うのよ。俺はいらねー」
と怒り出すのでメニューが変わることはなかった
すき焼きの他にも刺身や黒豆、筑前煮に酢の物などとにかくテーブルいっぱいに料理を並べなければいけなかった
一日中台所に立っているかのようだった
宴会が始まるともう舅は全部料理がなくなるまで
「ほれ、あれも残ってるぞ。これもまだあるぞ」と夫や私や子供達に食べることを強要した
舅自信は飲んでいるので殆ど食べない
「旨いだろ。この肉は100グラム1000円もするんだぞ。凄いだろ。」
その台詞を何度も何度も言う
夫は常に無視なので私にだけ聞いてくる
「はい。美味しいです。すばらしいです」と何度も何度も言わされた
その度に姑が「うるさい。黙ってろ。金の話するな」と横で怒り続けている
本当にこの家族は楽しくすると言うことを知らないのだ
料理を作るよりこれを全部食べさせられるのかと思うほうが憂鬱だった
夫の実家では5時位から年越しの宴会が始まる
8時過ぎにはお開きとなり風呂に入って私達は2階へ上がる
2階で私達はテレビを見て過ごす
紅白が始まってしばらくたつと一眠りした舅が下に下りていく音が聞こえる
すると下から姑の悲鳴が聞こえ始めるのだ
夫は「テレビ大きくしろ。下に行くなよ。電気消せ」と言って
布団に入ってしまう
私は気が気でなくて眠れない。
息子に気がつかれないようにするのが精一杯だった
最後は怒鳴り散らしながら大きな足音をたてて舅が2階に上がって自分の部屋に入る
何か文句を言いながらまた飲み始めたのが分かる
それから夜中中起きては飲み寝ては飲み大声を上げながら年が明けるのだ
元日に台所でお雑煮を作っていると姑が入ってきた
「昨日、おじいちゃん騒いでいたようだけれど、眠れましたか?」と聞くと
「うん。じいさんの子供の頃は年末31日は説教の日と決まっていたらしくて
その日はみんな正座させられて1年の悪かったことを叱られたらしい
だから31日になると自分も1年の掃除だって言って私の事を叩いたり蹴ったりするんだよね」と言った
「そんな。酷いですね」と言うと
姑は自分が悪いことでもしたかのように
「いつもはそんな事ないんだけどさ」と何でもない事のように言った
そんな時の姑の顔は能面のように無表情だった
感情を読み取る事の得意な私でも、その顔から何かを読み取ることは出来なかった
姑は助けを求めていたのか
ただ聞いて欲しかっただけなのか
今でもその答えは見つからない
結婚して何年も同じことが繰り返された
最初の頃は驚いたが私が慌てるたびに夫に怒られた
「何にも言うなって言ってるだろ。下に行くな」と言われ黙っているしかなかった
自分の寝ている下で悲鳴が聞こえているのに気付かない振りをし続けるなんて
正気じゃないと思う
自分も麻痺していたのだろう
そんな事をつらつらと思い出しながら買い物を済ませた
クリスマスには思い出に振り回されて失敗したので、
今回は思い出は思い出として受け入れた
舅達は今年は2人っきりの正月を過ごしただろう
2人っきりなら姑も舅に喧嘩を売ることもないだろう
実家で母に「あちらのご両親はどうしているかしらね」と言われた
「さあね。仲良くやっているでしょう。そう思わなきゃやってられないし」と言うと
「そうだよね。」と母は黙ってしまった
そう。どうしているかなんて考えたらまた暗い穴へ逆戻り・・・
だから悪い想像を考えるのはやめにしよう
見えないことは上手くいっているのだと思えばいい
悪いことは起こってから考えればいいさ
起こる前から悩んでも仕方ないじゃないか
さあ今年も始まった
気合を入れて頑張るぞ
自分に負けないように頑張るぞ。
皆さん明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願いします
去年の年末夫は地方の工場に手伝いに行って財布を忘れてきた
工場までは二時間ほどかかる
年末で忙しいうえ、酷い吹雪の毎日で道路は封鎖され行くに行けない状況だった
財布に免許証も入っているし早く取りに行かなきゃ、年末休みに入ったら取りに行こうと言っていた仕事収めの最後の日に夫は事故ってしまった
夫はむち打ち程度ですんだけれど、車は使えないほど壊れてしまった
何処も休みで代車も借りられない状態。
会社の車を仕方なく借りることになった
最後の日は事故処理に追われて終わってしまった
夫は落ち込んで、「会社の車だから何処も行けない」と言われてしまったので、
そりを引いて買い物に出かけた
「夕飯何にする?」と聞くと
「すき焼き以外なら何でもいい」と言われた
結婚して毎年年越しは夫の実家と決まっていた
年越しはすき焼きと決まっていたのでいつも舅が買出しして待っていた
高い牛肉をすき焼きにするのが舅の自慢だった
毎年じゃ飽きるし夫もすき焼きはあまり好きじゃない
でも「今年は違う料理にしませんか?」と言うと
「もう買い物も済ませたんだ。じゃあ何食うのよ。俺はいらねー」
と怒り出すのでメニューが変わることはなかった
すき焼きの他にも刺身や黒豆、筑前煮に酢の物などとにかくテーブルいっぱいに料理を並べなければいけなかった
一日中台所に立っているかのようだった
宴会が始まるともう舅は全部料理がなくなるまで
「ほれ、あれも残ってるぞ。これもまだあるぞ」と夫や私や子供達に食べることを強要した
舅自信は飲んでいるので殆ど食べない
「旨いだろ。この肉は100グラム1000円もするんだぞ。凄いだろ。」
その台詞を何度も何度も言う
夫は常に無視なので私にだけ聞いてくる
「はい。美味しいです。すばらしいです」と何度も何度も言わされた
その度に姑が「うるさい。黙ってろ。金の話するな」と横で怒り続けている
本当にこの家族は楽しくすると言うことを知らないのだ
料理を作るよりこれを全部食べさせられるのかと思うほうが憂鬱だった
夫の実家では5時位から年越しの宴会が始まる
8時過ぎにはお開きとなり風呂に入って私達は2階へ上がる
2階で私達はテレビを見て過ごす
紅白が始まってしばらくたつと一眠りした舅が下に下りていく音が聞こえる
すると下から姑の悲鳴が聞こえ始めるのだ
夫は「テレビ大きくしろ。下に行くなよ。電気消せ」と言って
布団に入ってしまう
私は気が気でなくて眠れない。
息子に気がつかれないようにするのが精一杯だった
最後は怒鳴り散らしながら大きな足音をたてて舅が2階に上がって自分の部屋に入る
何か文句を言いながらまた飲み始めたのが分かる
それから夜中中起きては飲み寝ては飲み大声を上げながら年が明けるのだ
元日に台所でお雑煮を作っていると姑が入ってきた
「昨日、おじいちゃん騒いでいたようだけれど、眠れましたか?」と聞くと
「うん。じいさんの子供の頃は年末31日は説教の日と決まっていたらしくて
その日はみんな正座させられて1年の悪かったことを叱られたらしい
だから31日になると自分も1年の掃除だって言って私の事を叩いたり蹴ったりするんだよね」と言った
「そんな。酷いですね」と言うと
姑は自分が悪いことでもしたかのように
「いつもはそんな事ないんだけどさ」と何でもない事のように言った
そんな時の姑の顔は能面のように無表情だった
感情を読み取る事の得意な私でも、その顔から何かを読み取ることは出来なかった
姑は助けを求めていたのか
ただ聞いて欲しかっただけなのか
今でもその答えは見つからない
結婚して何年も同じことが繰り返された
最初の頃は驚いたが私が慌てるたびに夫に怒られた
「何にも言うなって言ってるだろ。下に行くな」と言われ黙っているしかなかった
自分の寝ている下で悲鳴が聞こえているのに気付かない振りをし続けるなんて
正気じゃないと思う
自分も麻痺していたのだろう
そんな事をつらつらと思い出しながら買い物を済ませた
クリスマスには思い出に振り回されて失敗したので、
今回は思い出は思い出として受け入れた
舅達は今年は2人っきりの正月を過ごしただろう
2人っきりなら姑も舅に喧嘩を売ることもないだろう
実家で母に「あちらのご両親はどうしているかしらね」と言われた
「さあね。仲良くやっているでしょう。そう思わなきゃやってられないし」と言うと
「そうだよね。」と母は黙ってしまった
そう。どうしているかなんて考えたらまた暗い穴へ逆戻り・・・
だから悪い想像を考えるのはやめにしよう
見えないことは上手くいっているのだと思えばいい
悪いことは起こってから考えればいいさ
起こる前から悩んでも仕方ないじゃないか
さあ今年も始まった
気合を入れて頑張るぞ
自分に負けないように頑張るぞ。
皆さん明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願いします
年末年始、お疲れさまでした。
今年も\(^O^)/自分らしく、ふぁいとお☆♪
でも、その分良い年になりますよ。
過去の事を書きながら自分の中で受け止められてるんだと察します。が、
焦らず、ゆっくりですよ。
今年もちっこさんの歩み、ご一緒させてくださいね。
>悪いことは起こってから考えればいいさ
起こる前から悩んでも仕方ないじゃないか
これは私にも励みになる言葉です。
起きる前から、頭で考えて考えて、重たくするのが癖になっていたので。
沖縄の言葉
「なんくるないさ~」
なるようになる・・・という意味です。
自然の流れに任せてみるのも必要だな~と自分の中に留めている言葉です。
おかげで何処もいけず電車男を最初から最後まで見ました
こんなにテレビを観たのは始めてかもです
今年も宜しくお願いします
慌てちゃいけないですね
ありがとうございます
沖縄では「なんくるないさー」って言うんですね
沖縄の言葉にとても興味があります
音が優しくてとても好きです
ケセラセラって好きです
今度はなんくるないさーで乗り切ります
今年も宜しくお願いします