tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

風を求めて(9)

2008-01-06 23:42:40 | 日記
最近の休日の行動パターンだが、スキーに行く日を除いて3時間以上の自由な時間があれば、いつも車を走らせて海岸へ行きパラグライダーの機体(キャノピー)の立ち上げに行くことが多い。というのも、山のテイクオフ場まで行けば片道3時間以上かかるし、早朝から出かけて帰宅は夜遅くなってしまう。その上、ここのところ1ヶ月ぐらいは週末になると南風で風が弱かったり、あるいは、寒い日は強い北風が吹いたりで、フライトができない週末が続いていたのだ。山の上のテイクオフ場で風が悪ければ、いい風が吹くまで待つしかないのだが、何にもすることがない。たまにテイクオフ場の整備に駆り出されるが、そんな日は肉体労働で疲れ果てて終わりのことが多い。
今日は、天気予報では北風、風速5m。午後からすることが無くなったので、さっそく車を飛ばして富津岬へ。しかし、着いてみると風向きは南風。しかも快晴で気温は15℃以上まであがっていたかもしれない。
最初は3mぐらいの弱い風。やや苦手な風だ。もっと苦手なのは7mを超えるような強風。ということで強風対策のため、キャノピーのあがる方向を修正しながらゆっくりとあげる練習をするべくがんばって機体を上げていた。
キャノピーを頭上に持ち上げるのをライズアップと言う。そして、頭上でぴたりと止めてコントロールするのをグランドハンドリング(グラハン)という。ぼくは、ライズアップとグラハンを別々に考えていた。というのも、実際のフライトの時は、とにかくキャノピーを上げなければ飛べないので必死で上げる。キャノピーが上がりさえすれば、キャノピー自身の性能からいつもなんとか頭上にとどまってくれるからだ。だから、課題はグラハンではなく、ライズアップと考えていた。
だが、キャノピーをゆっくり立ち上げると、ちょっとした力の係り具合で左右へキャノピーは暴れる。かなりの時間、キャノピーの立ち上げに悪戦苦闘していると、見かねたモーターパラグライダーの人たちが色々と教えてくれた。
「キャノピーは一発勝負で、一気に上げた方が良い。左右に暴れるようなら、やり直せばいい」
コツをつかめば簡単なことだった。キャノピーをゆっくりコントロールしながら上げると言うのは至難の技のようだ。それよりも、思い切って立ち上げて、グラハンの練習をした方が上達は早そうだ。
気温が上がって半袖のTシャツで練習しているうちに、風が7mオーバーに。やや強風が僕にとってベスト。まるで人が変わったようにキャノピーをバシバシ立ち上げて、頭上で5分以上ピタっと止め続けていた。今日は、なんとか苦手なライズアップを克服できたような気がする。

Sky High - freeTempo


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