大西洋奴隷貿易の歴史を今に伝える世界遺産(エルミナ城、ケープ・コースト城)。ヨーロピアンたちもまた見学にやってくる。
ガーナの人たちはどう思っているのか、現地のガイド、ダニエル氏にその胸の内を聞いてみた。
「悲しい歴史を垣間見て、悲痛な顔をするヨーロピアンもいる。人によっては何も表情にはでない・・・」
現地の人々の気持ちがちゃんと理解できたかどうか不安だが、きっと日本人が、広島の原爆ドームでピース・サインで自撮りするアメリカンやチャイニーズを見た時と同じ気持ちに陥るのかもしれない。・・・他人の苦しみは想像できないよね。わかろうともしないよね、と。
さすがに、日本の婦女子がアイスクリームなどを食べながら楽し気に原爆ドームの前で自撮りするのを見ると、なんなんだと思う。
Shackles in Darkness。エルミナ城で買い求めたガイドブック。奴隷たちが押し込められてた部屋の内部の写真は、どうしても撮る気になれなかった。
Shackles in Darkness