ラジオでどっかのパーソナリティが「トイレ飯」のことを言ってた。
ランチメイト、つまり食事相手を確保できない人は、一人で食事をする姿を学友や同僚に見られないように図書館やトイレで隠れて食べる。
「自分自身がどう見られているのか」、人はみなそれが不安だ。歳をとってくれば、他人からどう見られようが、そんなことはどうでもいいことになってくるのだが・・・。
これは日本だけの話じゃなく、アメリカも含め先進国の若者たちはみなそうみたい。
今日も、桜をバックに孤独な若者がリア充をアピールすべく、セルフィーにせっせと励む。ぼくらがより良い構図を求めてうろつく以上に、彼らは気に入った写真が撮れるまで何枚もシャッターを重ねる。
でも、桜バックのセルフィーは、必ずしも大勢での花見宴の写真じゃないんだよね。
ネットで孤独な花見セルフィーを見かけると、たまらなく泣きたくなってくる。
ほほ笑んではいるが、目で泣いている。
人は一人でも生きられるけど、一人だとたまらなく寂しいんだ。