tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

人馬一体

2015-09-16 23:07:41 | プチ放浪 海沿い編

日本への馬の渡来は弥生時代末期。
『魏志倭人伝』によれば、どうやら、それ以前には日本には馬が生息していなかったようだ。
4世紀末の古墳から馬骨・馬具が出土しており、この頃に馬事文化が大陸から日本へと運ばれたと考えられている。
当時の家畜しての馬は、駅馬・伝馬といった通信手段、あるいは、軍事、宮の造営のための使役として利用。
以降、鎌倉時代から昭和初期にいたるまで、軍用、農耕用に広く利用されてきた。
50年も前(昭和40年ごろ)には30万頭いた馬が、農業の機械化に伴って昭和50年(1975年)には僅か42000頭に。
街中で馬車を見かけることなど、特別な行事がないかぎり皆無となった。

上総十二社祭りで活躍の3頭の馬。神馬・かうぬし・命婦。
神社で馬を飼っている気配はなく、おそらくは、普段、一宮乗馬センターあたりで乗馬用に飼われている馬たちと思う。
人になれたおとなしい馬。祭りでは、両側から手綱に引かれて海沿いを疾走する。
神馬だからその背に乗ってというわけにはいかないのだろう。
2人の氏子(馬子)さんが両側から手綱を引きつつの疾走。馬と人の呼吸がぴったりと合っている。
まるで宙を飛ぶように・・・


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