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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

真っ赤なオレンジジュース

2012-03-23 22:16:46 | 料理のサイエンス

 

スポーツを身近にやっているアスリートなら、チームの監督やコーチ、トレーナーからオレンジジュースを飲むように言われた事があるかもしれない。
根拠のない健康オタク話はしないつもりだが、ぼく個人に限っていえば、富士山に登っての下山中など、さんざん歩いた後は無性にオレンジ・ジュースが飲みたくなる。体が心底欲しがる感じだ。普段は、あれが食べたいとか、これが飲みたいとは思わないから、限界に近い疲労困憊から回復するための本能的な要求なのかもしれない。

なぜオレンジ・ジュースが欲しくなるのか。ここから先の話は、信頼がおけるデータがあるわけではなく、tetujinの妄想の中での話と思ってもらった方がよい・・・。

ウォーキングなどで長時間運動すると、大量の汗をかく。汗とともにカリウムイオンや、ナトリウムイオンといった電解質が身体から失われていく。また、運動量が増えると呼吸量がふえる。このため、酸素を体内に取り入れる量が増え、その結果体内の活性酸素の量も増えてくる。増えた活性酸素の除去に働く為にビタミンA(βーカロテン)、ビタミンE、ビタミンCが多く消費される。

手っ取り早く疲労を回復させるのがクエン酸だ。グルコースの醗酵物である乳酸の分解を助け、糖などの炭水化物がグリコーゲン合成に消費され、再び運動できる体力を回復させる。
オレンジジュースには、カリウム、クエン酸、果糖、カロテノイド、ビタミンCが含まれている。
ナトリウムは血圧を上昇させる働きがある。血圧が高いとバテやすいのだが、カリウムには体内からナトリウムを排除する働きがあるので血圧を下げる働きがある。さらに、前述のクエン酸には疲労回復の効果があり、果糖と合わせて摂取することで脂肪燃焼がより促進される。

100%のオレンジジュースに含まれている果糖は量にして約10%。200mlのオレンジジュースで80kcalくらいの熱量になる。一方、2時間のウォーキングで消費するカロリーは体重によっても異なるが、おおよそ500kcal。
失われたカロリーをとりもどそうと、体は1リットルぐらいのオレンジジュースを要求してもおかしくないわけだ。

イタリア国内で消費されるオレンジの90%は、イタリア最南端のシチリア島で生産されていると言われる。そういえば、確かにあちこちのメルカート(市場)では、Siciliaの文字が入ったオレンジのダンボール箱にがたくさん積み上げられていた。
バールで頼むと出てくる絞りたてのオレンジ・ジュース(スプレムータ)は、驚くほど濃厚な味がする。まるでトマトジュースのような赤。おなじみのシチリア名産のブラッドオレンジだ。通常のオレンジよりも1.5倍多いビタミンCを含んでいるらしい。トロリとして濃厚ながら、すっきりした飲み味。酸味もほどよい感じ。


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