(Entry 301～305/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L
夜明けの海が好きだ。星明りを吸い込む暗い水平線に、かすかなピンク色がさす。
刻々と変化する大気。東の空が徐々に茜に染まっていく。
そして、金色のラインを描き、太陽が遠いかなたに顔を出す。
それは、いつ見ても感動的な光景で、生まれたての太陽に立ち会える瞬間に胸が震える。
目覚ましにマグボトルに入れたコーヒーを口にして、砂浜から波打ち際に目をやると、そこに彼女がいた。
彼女もまた、日の出の瞬間を独りで眺めていた。入水前の儀式だろうか。海に対して正座していた。
孤を描く水平線。やがて、あたりがピンク色に包まれる。
彼女はボードを抱えると、静かに海に入っていった。
波はひざだったり、腰だったり。高気圧の張り出しで、早くも気温はぐんぐん上昇。
今日も暑い日になりそうだ。
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