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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

和のごはん

2020-10-02 22:13:23 | 料理のサイエンス

赤飯のおにぎりが、食べたくて。平日の疲れを癒し、週末に向けて癒されたくて。
スーパーで売ってる「赤飯の素」。

灰谷健次郎氏の「太陽の子」には、彼岸花と赤飯のおにぎりが出てくる。
「花は葉を見ず、葉は花を見ず」。花が咲いているときは、葉は無く、花が終わると葉が出ている彼岸花。

亡くなった母は、お祝い事でなくても、よく赤飯を炊いた。それと、炊き込みご飯。沖縄にもかやくご飯(ジューシー?)がある。豚肉をベースに作るほんのりとした甘味のあるまろやかな味わいのご飯だ。

 


ヘルシーシェフ

2020-09-20 19:14:07 | 料理のサイエンス

使ってた電子レンジが壊れた。ターンテーブル式の電子レンジだから、10年以上使ってた年代物。レンジアンテナが横にあり、加熱対象物を回転させて加熱ムラが発生しないようにするヤツ。
採れたての生のピーナッツをゆでようと、500Wで40分調理したら、調理ボタンを押してもウンともスンともいわなくなった。年寄りをこき使いすぎた。

2代目のシェフ。なんでも加熱水蒸気で調理ができるらしい。ウリは重量センサーで重さをはかって加熱量を算出し、分量設定不要で調理。
なので、分厚くずっしり重い耐熱ガラス容器で作りおきをしている蒸し野菜などは、皿や小鉢に移して温める必要がある。

正直なところ電子レンジ調理は、焼き加減が適当で旨みが落ちるのは当然と思いこんでいた。だが、今のところ前の壊れた古いシェフと比べてひ弱な印象だが、和商とかもソツなくこなしてくれている。
電子レンジなんて、水分を飛ばしてパサパサにするための機械だという印象は、見事に覆された感じ。


美味しんぼ流儀

2020-09-18 19:41:41 | 料理のサイエンス

アマゾンを検索すると、グルメを主題にしたが世間を跋扈している。日本の食文化の文化は、平成にて極めりといったところなのだろうか。
たとえば、納豆を食うにしても、正式な流儀があるらしい。それを知らないのは無知の証左だ。和食文化を知らない恥知らずなんだそうだ。

曰く、関東・東北の多くが愛する納豆。醤油を入れてかき混ぜるも「それでは粘りが出ない」と人格を否定されるらしい。正しくは、「何も入れずによくかき混ぜて、その後白い糸が増えて納豆全体が固くなったのちに醤油を入れ、またかき混ぜる作業を繰り返す」のがグルメを極める人の食い方らしい。
納豆なんて、庶民の食べ物だろう?
どういう風に食べたって、おいしいものはおいしいというのは邪道らしい。

昔、知り合った年配の人が、家族の多い家庭でそだったから、納豆なんて醤油にジャブジャブ浸してしか食えなかった。でもそれがうまいんだ・・・と言ってたのを思い出す。
また、地方タレントの草分け的存在とも言える伊奈かっぺいさんが、ある日テレビで、ご飯茶碗にねばねばをつけずに納豆ご飯を食べることができるとやってた。母親の洗い物のの苦労を少しでも少なくとの工夫らしい。

好きだな。そういうの。食べ物って、人それぞれに生活の思い出がある。ぐるめだか、なんだか知らないが、それをばっさり切り捨てるのは、文化人のすることじゃない。


バント・パン

2020-09-11 22:57:54 | 料理のサイエンス

昭和の時代。バントケーキ用のリング状の焼き型はわが家にもあったから、そんなに珍しい物じゃなかったように思う。ドーナッツの穴と一緒で、生地の中央にも火が通ることによって、全体が焼きムラなく均一に焼き上げることができる優れモノだ。

ケーキの道具などを売ってる店に行ってもなかなか見つからず、ネットで調べたら「エンゼル型」として売られてた。エンジェルじゃなくてエンゼル。これで焼いたケーキは、天使の輪っかのようにみえるため「エンゼルケーキ」と呼ばれているようだ。
大きなサイズの型を使えばシフォンケーキも作れるらしい。そんな腕はないので、小さい奴。

ちなみに、「デビルズケーキ」と呼ばれるケーキもあるらしい。エンゼルケーキとは異なり、真っ黒な見た目で、罪作りなほどに甘くて美味しいらしい。

まあ、ホットケーキしか作れないけど、カレーとかのご飯も盛れるしね。衝動的にアマゾンでポチっちまった。


心太

2020-08-15 22:18:10 | 料理のサイエンス

ところてんの食べ方は地域差がすごい。デザートにもおかずにもなる「ところてん」。関東はおそらく、酢醤油にからしをつけてが一般的かな。。酢の酸味。清涼感がありとてもいい。

一方、関西ではところてんは黒蜜が古くからの習慣らしい。ところてんはおかずというより、冷たいスイーツ。なぜか、くずきりもまた黒蜜。彼らはくずきりとところてんを区別してるのだろうか。。

ぼくが育った東北では、ところてんはおかず。酢醤油はもちろんのこと、生姜醤油、味噌などのトッピング。

江戸時代、文化の中心は関西だったころ、ところてんは高級菓子だったらしい。ところてんは和菓子と同様、黒文字と呼ばれる楊枝で食べてたらしい。なので、楊枝が、1本の箸に置き換わり、今でも一本の箸で食べる習慣が残っているそう。水戸藩や松坂藩がどうやらその主流のようだ。
徳川家康の子を藩祖とする尾張家、紀伊家、水戸家の御三家。この辺にルーツがありそう。