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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

鴨川フラフェスタ

2018-06-08 21:58:07 | プチ放浪 海沿い編



夏を先取る鴨川のイベント「Kamogawaフラフェスティバル」。市内外からプロ、アマを問わず フラ・ポリネシアンダンスの多数の団体が出演する。
華やかで、艶やかで、キュート 。レベルも高い・・・常磐ハワイにしか行ったことがないからわかんないけど。。

フラソングには自然の美しさを歌ったものや、神や王を讃えたもの、家族や恋人への愛を歌ったものなどさまざまな曲があるようだ。
作られた表情なんだろうけど、踊る笑顔がすばらしい。笑顔が魅力の癒しのダンスなんすね。
笑顔のダンサーを撮っていると、自然とハッピーな気持ちになれる。

 聞くところによると「カヒコ」と呼ばれる笑顔がない古式のフラもあるらしい。力強く優雅な動きに真剣な表情。単なるダンスを越えたフラの奥深さが垣間見える。


being blown by a trade wind

2018-05-24 23:02:02 | プチ放浪 海沿い編


南の島の夕暮れへのあこがれ、胸騒ぎの腰つき、満月の夜の狂気、豪雨の中の昂揚、そして旅の終わりの寂寥。
これがこの旅で経験した心のざわつき。一つ一つがいとおしい思い出となってよみがえってくる。

毎日リクエストし続けた外環礁のキミシマ。結局、天気は微笑んでくれず、波高し。次回の持ち越しとなった。
ジープ島に来る前、前の旅行で知り合った仲間たちに「頭がよくなるように島のご神木にお願してきます」と宣言したもの、ご神木には触れずじまいだった。
月の虹も。。・・・こんなのや、あんなの。今思えばやり残したことだらけだ。それでも、ぼくにはちょうどいいと思ってる。やり残したことがたくさんあればあるほど、また島へのあこがれが強くなる。島に来る強い動機になる。
また来ますね。ジープ島。

Music Come On Back To Me, Yeah!


暴風雨 on ジープ島

2018-05-23 22:43:44 | プチ放浪 海沿い編



雨の間隙にドローンを飛ばして島を上から眺めたら、波が四方から同時に島に打ち寄せてるのが見えた。島を取り囲む環礁の切れ目から外波が押し寄せてくるのだろう。
夜中、外で寝ていると、潮騒が全身を包む。風の向きによって聞こえる方向が変わり、風の強さで音の強弱も変わる。その潮騒の音の大きさで雨の降り方も大体予想がつく。大音量の潮騒は嵐の前触れだ。

これはかなり荒れるな・・・吹き付ける西風。ヤシの葉は大きく揺れ、押し寄せる波は荒れ狂っている。
滞在中の2人でテーブルをはさみ、顔を見合わせる。今日はなにもせずにぼーっとしてるしかないようだ。滞在中、唯一、持参したiPadを開いたのはこの日だけ。
マイケル・イン・ボッサを少しだけ聞いたが、島にはローカルが鳴らすウクレレの音以外、人工の音は似合わない。やりかけた写真の整理も止めてすぐにiPadを閉じてしまった。

結局、暴風雨は一日続き、夜はさらに激しさを増す。なので雨よけのあるダイニング兼ラウンジ兼のオープン・スペースにビーチベッド置いて就寝。
テーブルの反対側には、キッチンの土間をあきらめた孫のエリックが就寝。犬達も脅えたようにテーブルの下に潜りこんでくる。

翌朝、ようやく雨は小降りに。島にはヤシの実とかいろいろ漂着物が流れ着き、島の何本かのヤシの木は葉を落としていたが、特に被害はなさそう。
暴風雨に閉じ込められ、何もできなかった一日だったが、比較的天気が良かった日よりも印象が強く残ってる。
きれいな景色の写真はすぐに記憶から失せてしまうものだ。だが、平凡な景色でも強い印象に残る写真がある。きっと、そんな感じなんだろう。。


アイランド・ホッピング

2018-05-22 21:48:44 | プチ放浪 海沿い編

大雨じゃ海に入る気も起きない。午後は雨の間隙を縫ってアイランド・ホッピングをとか思ってたらリぺルが何をしに島に渡るんだ?と聞いてくる。
・・・島のあちこちの写真を撮って、スーパーに行って地酒を探して
ちなみに東南アジアで見かけるヤシ酒や、それを蒸留したアラックも、どうやらトラック諸島では無縁のよう。聞いても、この地にはそんなものはないという。

リペルの電話手配で、アイランド・ホッピング(のつもりの)ボートが雨の中を出航。孫のエリックがアテンドしてくれて、ウエノ島のダイビングショップそばのスーパーでバドワイザー12本、そして、ホテルの売店でカルフォルニアのブティックワインをゲット。
そのまま急かされウエノ島内の観光もせずに、降り続く雨の中を島へとんぼ返り。どうやら、リペルが気を利かせてくれて、ウエノ島に用事のあるボートを捕まえてくれてた様だ。
たっぷりのビールとワイン。今夜は飲むしかない。。


雨の壁、虹のふもと

2018-05-21 21:46:26 | プチ放浪 海沿い編

ジープ島周辺のエリア、周囲200kmに及ぶ世界最大級の堡礁・チューク環礁域には、乾季・雨季はないらしい。低気圧はこのエリアで発生し、パラオ辺りで渦を巻きだし、フィリピン沖で本格的な台風。それが北上して日本や中国に襲来する。
生活が海と直結する地元の人々にとって、天候の関心事は風と嵐だ。雨は午後になるとたいていやってくるから、日本のように雨とか晴れの天気が話題にのぼることはない。
一年中、気温が27~29℃、いわゆる常夏。5月の降雨量は360mm。雨季はないといえども一年で一番多い。月に24日、つまり、降らない日は少ない。

朝、お気に入りの北の方角の島々を視線でたどりつつ、遥かかなたに灰色の壁が見えた。そのうち、風が強く吹き出したと思う間もなく島は雨の中。
すぐに晴れるさとタカをくくってたらずーっと雨。島の四方が雨雲に囲まれ、激しく振る雨は上がる気配すらない。 日本海に面した城下町からやってきた女性ゲストが来てから、天気はずっとこの調子だ。

・・・誰かさんは「嵐を呼ぶ女」っすか?とか嫌われ口をきいていたのだが、彼女が帰る日にはなんとか雨も止み、空にダブル・レインボー。
最終日にダブル・レインボーってすごくね?
外で寝ててワンコに飛び乗られて、おそらくジープ島が開島して初めての女性の絹を引き裂くような悲鳴を夜中にとどろかせたワンコ嫌いの彼女も、今は2匹のワンコたちに挟まれてベットに腰をかけておとなしく虹を見ている。
とってもいい風景だ。