山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

木曾駒ヶ岳・宝剣岳・空木岳(最終回)

2011-09-05 | 長野の山
ヤグルマソウ

ヤグルマソウが群生していました。
小さな白い花がたくさん咲いています。
葉っぱの姿が鯉のぼりの竿の先につける矢車に
似ているので、この名前がついています。

シラビソ林

うっそうとしたシラビソ林です。
ガスが立ち込めてなかなか幻想的でした。

バイカオウレンの種

小さな花の種を見つけました。
バイカオウレンの花弁は5枚ですが、種は10個できます。
こんな姿を見るのもおもしろいです。

登山道(1)

静かな登山道です。
もう先頭を行く仲間の姿はありません。
でも道は1本です。
すぐに追い付くと思います。


オオシラビソ

オオシラビソの木です。
墨絵のような世界が広がっていました。

クサリ場

大きなクサリ場がありました。
降りてきてから振り返って撮りました。


岩場

今度は狭い岩場です。
こんなところを歩くと楽しくなります。
意外と岩はしっかりしていました。

分岐(1)

分岐にでました。
ここは「尻無」というところのようです。
池山まではどのルートからでも行けるようですが、
登山道というルートを選択しました。

ツルアジサイ

大きな木に巻きついていました。
まだ、花は元気でした。


サルオガセ

サルオガセがたくさんぶら下がっています。
この植物は着生植物といって、空気中の水分から
栄養をとっています。
特にマツなどの木が好きなようです。
まるで絹糸がぶら下がっているようでした。

センジュガンピ

ナデシコの仲間です。
上高地の明神あたりにもたくさん咲いています。
小さな花ですが、なかなかきれいな花です。

オニノヤガラ

1m以上ありました。
誰かが先端を切ってしまったようです。
葉緑素を持たない腐生ランで、ナラタケなどと共生
するそうです。
登山道の脇に直立不動で立っていました。

分岐(2)

鷹打場というところです。
菅の台まではまだまだ時間がかかるようです。

登山口

登山口に着きました。
木曾殿山荘をでてからここまで約8時間歩いて
います。
途中にタクシーの電話番号がありました。
電話をかけてタクシー2台きて貰いました。
「こまくさの湯」まで送って貰い、温泉でさっぱりして
駒ヶ根発のバスで新宿に帰りました。

岩場が多いコースでしたが、なかなか楽しい山行でした。
千畳敷カールだけなら、秋の紅葉の頃もよさそうです。


明日から「槍ヶ岳シリーズ」を開始します。
ぜひ、ご覧ください。