山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

槍ヶ岳(その12)

2011-09-21 | 長野の山
トウヤクリンドウ

高山帯の砂礫地に生える植物です。
リンドウの仲間ではこの花だけがクリーム色をしています。
花は晴れている時しか開きません。
昔は胃の薬として重宝したようです。

ライチョウ

ライチョウのオスに会いました。
目の上に赤いアイシャドウをしています。
先ほどの親子とは関係ないようです。
しばらくしたら、すぐにガスの中に消えてしまいました。

クモマスミレ

クモマスミレも雨に濡れています。
花びらに大粒な水滴がついて泣いているようでした。
花も晴れて欲しかったようです。

登山道(1)

なだらかな登山道です。
前を行く2人はすぐに見えなくなります。
ガスがなければこのあたりから槍ヶ岳がみえると思います。


ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマの花の先が長いのを「クチバシシオガマ」と
呼ぶこともあります。
これもそのように呼んでもよさそうですが、あえて
ヨツバシオガマとしました。


エゾシオガマ

花びらが淡いクリーム色をしています。
かなり低いところでも咲いています。
たまに群生していることもあります。


ミヤマアキノキリンソウ

アキノキリンソウより標高が高いところに咲いています。
花がまるく集まっているので、別名:コガネギクと
呼ばれています。


ミヤマダイモンジソウ

花の姿が「大」の字に似ています。
やはりダイモンジソウより標高が高いところに咲いている
花です。
どちらかというと沢筋で多く見かけます。



ウサギギク

今回何度も会っている花です。
小さなヒマワリといってもよさそうです。


ムカゴトラノオ

花が咲いたあとに「ムカゴ」ができます。
イブキトラノオに似ていますが、イブキトラノオには
ムカゴができません。



コバイケイソウ

もう花が終わったようです。
先端のほうには既に小さな種がたくさんできています。
今年の夏ももう終わりを迎えたようです。

登山道(2)

草原のような登山道が続きます。
前を歩く仲間がぼんやり霞んでいます。
登山道の左にもたくさんの花が咲いていました。