山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

槍ヶ岳(その11)

2011-09-20 | 長野の山
朝鮮半島の最高峰・長白山から昨夜遅く無事に帰ってきました。
山登りの当日は晴れから曇り、午後は雨から雪になりました。
麓では氷点下でしたが、黄葉がきれいでした。
詳細は後日ご紹介したいと思います。
槍ヶ岳シリーズ、続けます。


コウメバチソウ

登山道の脇にひっそりと咲いていました。
ウメバチソウより標高が高いところに咲く花です。
やはり雨に濡れてかわいそうでした。

チングルマ

チングルマの花も雨に濡れると花びらが透明に
なるようです。
昔、谷川岳でサンカヨウが雨に濡れている姿をみましたが、
まるでガラス細工のようでした。


ライチョウ(1)

ライチョウが2羽遊んでいました。
昔から「ライチョウに会うと雨になる」といわれています。
でもこの雨は昨夜から降っています。
このライチョウのせいではなさそうです。
親子のようでした。



ライチョウ(2)

こちらが子供のようです。
何となくあどけない顔をしています。



ライチョウ(3)

後ろからジッと見守っているのがお母さんのようです。
夏の毛から冬の毛(白)に変わりつつあるようです。
カメラのズームも直ったようです。


登山道

なだらかな登山道です。
後ろからも前からも誰もきません。
晴れていれば素晴らしい展望が楽しめるところです。


タカネシオガマ

タカネシオガマの群生です。
この花がこんなに群生しているのは珍しいです。
写真を撮るたびにカメラがビッショリ濡れました。


イワオウギ

イワオウギの花です。
そろそろ終わりのようでした。
岩場の厳しい環境に生きています。


ミヤマウイキョウ

セリ科の植物です。
葉っぱが細かく切れ込んでいます。
やはり高山でしか会えない花です。


タカネナデシコ

雨に濡れて哀れな姿になっています。
ナデシコの仲間でも一番標高が高いところに咲く花です。
風呂上りのお嬢さんというところでしょうか?


ミヤマキオン

平地で咲くキオンの高山種です。
背丈もそれほど高くなれません。
ここはかなり急な登りのところです。
体勢が崩れないよう、足でバランスをとって撮影しています。


イブキジャコウソウ

触るとよい香りがするといわれています。
でも雨では香りはわかりません。
足元にたくさん咲いていました。
たくさんの花から元気を貰って歩きました。