山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

中山道(16-6)

2010-01-08 | 中山道

ワンマン電車

翌日は新可児駅から御嵩駅まで名鉄で戻りました。
この電車は御嵩駅から新可児駅の間を往復して
います。
ワンマンカーでした。
2輌編成で1輌に乗っているのは我々だけだったので、
経営は苦しいのかも知れません。


御嵩駅

御嵩駅です。
駅の中に観光案内所があります。
切符売り場は自動券売機が1台あるだけです。
前日は人数が多く、自動販売機から切符がなかなか
出てきませんでした。
観光案内所の人に話しても対応してくれません。
止む無く切符なしで乗って新可児駅で支払いました。
同じ屋根の下にいるのですから、もう少しうまくやって
欲しいと思いました。


シラカシの木

最初にすぐ近くにあるお寺に入りました。
庭に大きな木がありました。
「シラカシ」の木です。
市の天然記念物になっているようでした。

蟹薬師

このお寺は正式名:願興寺と呼ばれ、天台宗の古刹です。
薬師如来が蟹の背中に乗って現れたのでこの名がついた
そうです。



かなり古いお寺です。
正月には竹を切った筒の中にロウソクを灯して
通路を飾るそうです。
古い仏像もたくさん安置されていて「美濃の正倉院」と
呼ばれているそうです。

紅白のナンテン

蟹薬師をでてしばらく歩いていたら、道の脇に
紅白のナンテンがありました。
ナンテンは「難を転ずる」といわれ、昔から庭などに
植えられています。
この時期は特に赤い実が目立ちました。


御嶽宿

御嶽宿の中を歩きます。
宿場はすっかり近代的な家になっています。
昔の建物を維持するのはなかなか難しいようです。




静かな街並みです。
カーブミラーの下には無人の販売所がありました。
お正月に使う榊の枝が桶の中に入っています。
神棚にあげて神様を迎えるようです。


鬼の首塚

鬼の首塚という遺跡がありました。
昔、ここに鬼が住んでいて暴れまわっていたそうです。
それを取り押さえ、首をはねて京に運ぼうとしたのですが
重くて動かなかったため、ここに葬ったそうです。
その後、守護神として祀られているようです。

一里塚跡

一里塚の跡だそうです。
すっかり低くなって塚らしくありません。
周りにはヒガンバナの葉っぱが青々と茂っていました。

分岐の標識

これから伏見宿に入ります。
伏見宿は中山道69次のうち江戸から数えて50番目の
宿場です。
このあと、宿場の中を通ります。