山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

中山道(16-8)

2010-01-10 | 中山道

ライン下りの船

橋のたもとに船が置いてあります。
昔ライン下りに使われた船のようです。
内部に水が溜まっていて自転車やゴミが無造作に
投げ込まれていました。

太田の渡し場跡

渡し場の跡のようです。
こちら側が太田の渡し、向こう側が今渡りの渡しです。
昔の収入に比べたらかなり高額だったようです。
このあたりの木曽川は穏やかでした。

木曽川

木曽川の下流です。
暖かいのか遠くの山が霞んでいます。
川に沿って遊歩道があります。
散歩するにはよさそうです。

岡本一平終焉の地

こんな碑が建っていました。
岡本一平は岡本太郎の父です。
大正から昭和初期にかけての漫画家として知られています。
ここで病に倒れたそうです。
お墓は東京の多摩霊園にあるそうです。


太田宿

太田宿に入ってきました。
宿場らしい雰囲気ですが、ガラスが立派過ぎます。
ここはおみやげ屋のようでした。



宿場の中です。
すっかり道路が拡張されているようです。
古いまま維持するのはたいへんなようです。
住んでいる人の話では若い者は一度出て行ってしまうと
戻ってこないそうです。
仕事もないようでした。



ステキな暖簾がかかった家がありました。
「中に入ってお茶を飲みませんか?」と女性が声を
かけてくれました。
コーヒーなども飲めるようです。
みんなどんどん先を歩いているので、丁重に断って
後を追いました。


標識

石でできた標識です。
まだ新しい標識でした。
これなら長く後世に残りそうです。




しばらく進むと道が狭くなり、カーブしています。
少しは街道の面影が残っていました。
右の建物は改築して旅館業を営んでいるようでした。


祐泉寺

大きなお寺がありました。
臨済宗の古刹だそうです。
祐泉寺として親しまれているそうです。
観音堂などもあるので、別名:滝観音とも
呼ばれているそうです。

播隆上人の墓

境内には松尾芭蕉の句碑などもありました。
これは播隆上人のお墓です。
播隆上人は北アルプスの槍ヶ岳を開山した人として
知られています。

槍ヶ岳はアルピニストにとっては憧れの山です。
夏には渋滞が起きる山で、頂上直下には上りと下り専用の
長いハシゴがあります。
頂上は狭く、あまりたくさんは立てません。
小さな祠が鎮座していました。



お寺をでてまたひたすら歩きます。
ここは車道と歩道がキチンと区別されていました。
このようにしてあると歩く人も安心して歩けます。
車もあまり通っていませんでした。
もう少し太田宿の中を歩きます。