山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

唐松岳・不帰嶮(1-3)

2009-09-30 | 北アルプス
歩 道

歩道は木でキチンと整備されていました。
乾いている時は歩きやすいですが、雨が降ると滑りやすいので
要注意です。
ガスが濃く、幽玄の世界でした。

ミヤマコゴメグサ

背丈が10cmくらいの小さな花です。
コゴメグサとは小米草と書き、米粒のように小さい花という
意味です。
花びらの中の黄色い斑点がアクセントになっています。

イワショウブ

イワショウブは全体が赤く見える時があります。
よくみると花の中のメシベが赤いからのようです。
花が開いてしまうと白っぽくみえます。
小さい花の集合体ですが、かわいい花です。

ミヤマウツボグサ

平地に咲くウツボグサより花の色が濃いようです。
やはり夏の花ですが、残っていてくれました。
シソ科特有の姿をしています。

花 後

花が落ちるとこんな姿になります。
これが弓矢を入れる「ウツボ」に似ているので、
ウツボグサとついたようです。
本州中部以北、北海道までの亜高山~高山帯に分布しています。


ハクサンシャジン

花と葉っぱが輪生しているのが特長です。
花はだいぶ終わりかけていました。
ツリガネニンジンの高山型です。

タカネマツムシソウ

平地に咲くマツムシソウはかなり背が高くなりますが、
ここでは大きくなれないようです。
まだ咲いたばかりのようできれいな姿でした。
マツムシが鳴く頃咲くので、マツムシソウと呼ばれています。

ヤマハハコ

お馴染みのヤマハハコです。
真っ白な花びらは貝殻細工のようです。
小さな花をたくさん咲かせます。
群生しているとなかなかきれいです。

木 道

登山道が木道に変わりました。
しばらく平らなところが続くようです。
少し明るくなってきたので、雨は降らないようです。

オヤマリンドウ

夏の終わりから秋にかけて咲く花です。
太陽にあたってもあまり花は開きません。
この花を見ると、秋を感じます。


ワレモコウ

吾亦紅と書きます。
「われもまたくれない」といって「私も紅いのよ!」と主張して
いるようです。
小さい花からたくさんのオシベが飛び出しています。
誰かの歌で一躍有名になりました。


ハッポウアザミ

ここのアザミはみんな下を向いています。
見られるのが恥ずかしいのでしょうか?
鋭いトゲで武装していますが、きれいな花です。
1本の茎から幾つかの花を咲かせるようです。


ウメバチソウの群生

ウメバチソウはこのように群生する場合が多いです。
この中には蕾や花の終わった姿が見られます。
花びらが散ったあとの姿もおもしろいです。
少しずつ高度を上げてきました。
まだまだ登ります。