山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

奥穂高岳・前穂高岳(2-3)

2009-09-12 | 北アルプス
登山道

大きな岩がゴロゴロしている登山道です。
時々、平らな場所もあります。
雨の日は滑りやすい場所です。
みなさん、快調に登っています。
下からみると、雲に向かって登っているようでした。



両手両足をフルに使って登ります。
岩は安定していましたが、足元には浮石があります。
乗ってグラッときたら要注意です。
手で掴んで動く石もあります。
気がついたら、前の人から声がかかってきます。


屏風岩

登りながら何度も振り返りました。
ますます屏風岩が低くなってきます。
せっかくの好天気です。
しっかり目にも焼き付けておきました。


登山道

かなり急な登りが続きます。
焦らずゆっくり登れば息も切れません。
空には秋の雲が流れていました。


クサリ場

最初のクサリ場が現れました。
しっかりしていますが、このくらいならあまりクサリに
頼らないことです。
歩く方向をみてルートを決めたら、バランスで歩くと楽です。
怖がらないことが大切ですね。

登山道

ここは大きく左に曲がるようです。
降りてくる人が待ってくれています。
基本的には登り優先ですが、長い場合は声をかけて交互に
登り降りします。
今回は我々の後ろに誰もいませんでした。
太陽が真上から照らしています。
Tシャツ1枚で丁度よい温度でした。

ウサギギク

ウサギギクが声をかけてきました。
花びらがだいぶ取れています。
ハナアブの1種であるヒラタアブが止まっています。
小さなヒマワリのような花です。

常念と東天井岳

右奥にポツンと見えるのが蝶ヶ岳です。
正面に大きく羽根を広げているのが常念岳・・・
その左が横通岳、一番左が東天井岳です。
更に左に大天井岳がありますが、ここからは見えません。
常念から蝶までのコースも岩が連続しており、なかなか
気が抜けないコースです。

ミヤマトリカブト

トリカブトがスッと立っていました。
昨年もこのあたりでモデルにしたようです。
高いところで咲くトリカブトには何となく気品があります。
ある事件であまりにも有名になった花です。
もう忘れてしまいたい事件でした。

ミヤマダイモンジソウ

足元の岩陰にひっそりと咲いていました。
注意していないと気がつかない花です。
花の姿が「大」の字に似ています。
比較的湿ったところが好きな花です。

コメススキ

風に揺れていました。
葉っぱがススキに似ていて実をおコメに例えたようです。
ライチョウのヒナが好きなようです。
イワヒバリなどが啄ばんでいるのをみたことがあります。
たくさんありました。

タカネヤハズハハコ

ヤマハハコの仲間です。
葉っぱや茎に白い毛がたくさんあります。
ヤマハハコの仲間としては一番高いところに生えています。
環境が厳しいところに咲いているので、背はあまり高くなれません。
ここでもしっかりと咲いていました。
歩きながらでもこうやって見たことのある花に出会うと
嬉しくなります。
お盆までは雨が多く、夏山にくることができませんでした。
花達も待っていてくれたようです。