山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

奥穂高岳・前穂高岳(2-6)

2009-09-17 | 北アルプス
剱岳から無事に帰りました。
奥穂高岳シリーズ、再開します。

ブロッケン現象

まだブロッケン現象が現れています。
遠くの雲にこちらの山が映っています。
まるで影絵のようでした。

登山道

石がゴロゴロした登山道が続きます。
丸いペンキ印はガスが濃い時の道標です。
これを見逃すとたいへんなことになります。
時々石が動いていることがあります。
注意して歩きましょう。

朝日

太陽がだいぶ高くなってきました。
ケルンの間にみえる山は蝶ヶ岳です。
気温もかなり上がってきました。


登山道

小屋を出発してから30分くらいのところです。
左奥にみえるピークが奥穂高岳です。
石に足を取られないよう、慎重に歩きました。

槍ヶ岳

槍ヶ岳が一段とその存在感を増してきました。
こんな晴天の日に登れば向こうからもこちらがよく
見えるハズです。
きっとたくさんの人が登っていることだと思います。

ジャンダルム

ジャンダルムが見えてきました。
大きな壁のようです。
ジャンダルムとはフランス語で「護衛兵」という意味だそうです。
穂高の主峰、奥穂高岳をしっかりと護っているようです。

奥穂高岳

奥穂高岳の頂上がみえてきました。
左の祠がピークで、右が方向盤です。
あと10分くらいで到着します。

西穂高岳へのルート

「西ホへ」とペンキで書いてあります。
ここを歩けば西穂高岳を経由して西穂高山荘まで行けます。
非常に危険なルートで滑落事故も多いところです。
穂高岳山荘から約8から10時間かかります。
二人ほど歩いているのが見えますか?
先日のヘリの事故はこのジャンダルムを過ぎたあたりで
おきました。
下から吹き上げる風も強いところです。
左に見えるのは焼岳です。

奥穂高岳の頂上

奥穂高岳に到着しました。
穂高山荘を出発して約50分です。
奥穂高岳のピークはこの祠の上にあります。
日本で3番目に高い山です。
1番は富士山(3776m)、2番目は北岳(3193m)です。
ちなみに槍ヶ岳(3180m)は5番目になります。


方向盤

反対側には方向盤があります。
上から見るとここから見える山が刻まれています。
数年前には涸沢ヒュッテに泊まってここまできて引き返しました。


穂高神社嶺宮

祠に下には「穂高神社嶺宮」が祭られています。
ここまでお参りにくるのはたいへんです。
前回はこの神社には気がつきませんでした。

上高地

下に上高地が見えます。
右下がかっぱ橋、その上のほうの赤い屋根が帝国ホテルです。
更に上のほうに大正池が見えます。
右上の赤い肌が焼岳、遠くの山は手前が乗鞍岳、その奥が
御嶽山です。

ジャンダルム

ジャンダルムを正面から眺めて見ました。
普通、ジャンダルムは巻いて通過します。
しかし、よくみると頂上に数人の人が立っています。
西穂側から登れるようです。
まさに護衛兵という言葉がピッタリの山です。


明日(18日)から20日まで旅にでます。
21日から再開します。