山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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奥穂高岳・前穂高岳(2-9)

2009-09-23 | 北アルプス
前穂高岳の頂上

前穂高岳の頂上に着きました。
紀美子平から35分の登りでした。
槍がよくみえています。
頂上からの展望が何よりのご馳走です。
これで前穂高岳、北穂高岳、西穂高岳、奥穂高岳と
4つの穂高岳を登ったことになります。

富士山

ここからも富士山が見えました。
ズーミングしたので、かなりぼんやりです。
先ほどまでの笠雲はだいぶ取れていました。

ケルン

ケルンがありました。
ガスっている時などには心強い味方です。
紀美子平へのルートを示しています。
帰りはここから降ります。

頂上

かなり広い頂上です。
ここは電波が通じるようです。
携帯で誰かに連絡している人もいました。
左から2番目の人物の頭の上に見えるのが富士山です。
普通に見るとこんなに小さく見えます。


槍ヶ岳

槍ヶ岳が大きくそびえています。
小屋が3つ見えます。
右から「ヒュッテ大倉」、「殺生ヒュッテ」、
一番左が「槍ヶ岳山荘」です。
槍ヶ岳にはここにザックをおいて軽くしてから登ります。
往復1時間もあれば登って降りられます。

奥穂高岳と涸沢岳

少し左に目をやりました。
右が涸沢岳、左が奥穂高岳です。
間の鞍部に小屋がみえます。
昨夜泊まった「穂高岳山荘」です。


標識

頂上で充分展望を楽しみ、30分で降りてきました。
紀美子平に建っていた標識です。
これから岳沢を下って上高地に降ります。


下り

紀美子平からいきなりの急な下りです。
前の人との間をおいて慎重に降ります。
焦りやおしゃべりは禁物です。



両手両足をフルに使って下ります。
落石にも注意が必要です。
時々前のほうから「浮石注意!」の声があります。
リーダーが注意を喚起しているようでした。

イワギキョウ

イワギキョウが咲いていました。
緊張している時に花に会うとホッとします。
暖かい日差しを浴びて嬉しそうでした。

バイケイソウ

バイケイソウの花も元気です。
全草緑色をした花です。
葉っぱだけだとバイケイソウと見分けがつきにくいですが、
花が咲くとよく区別できます。
今年初めての出会いでした。


降りてきた方向

降りてきた方向を振り返って見ました。
右を1人降りてくる人がいます。
なかなか厳しい下りでした。

展望台

ここは展望台になっているようです。
焼岳が大きく存在感を示しています。
上高地のかっぱ橋とその上の森の中ににある帝国ホテルの
赤い屋根もよく見えます。
これからかっぱ橋まで降りて行きます。