山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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秩父夜祭(その1)

2008-12-05 | 日常の出来事
毎年12月2日、3日は秩父夜祭りが開かれています。
京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山(ひきやま)祭りだそうです。
今年初めて見に行きました。


秩父神社

例年寒いのですが、今年はポカポカ陽気でした。
陽気に誘われて3日の午後出掛けてきました。
秩父の市内は交通規制が敷かれて車は入れません。
西武秩父駅で下車し、秩父神社を目指しました。
街には平日にもかかわらず、たくさんの人が出ていました。
秩父神社は秩父鉄道の秩父駅の近くにあります。
参拝客が長い行列をつくっていて参拝は諦めました。
立派な彫り物が建物全体に施されています。


宮地屋台(みやぢやたい) src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/25/af52f7444f7abd450b6cec1b0cc7fab2.jpg">
このお祭りには2台の笠鉾と4台の屋台が曳き回されます。
そのうちの2台が境内にありました。
夜の曳き回しのため、飾りの準備をしているところでした。
これは「宮地屋台」といいます。
秩父祭屋台のうち、最も古く、水引き幕には2羽の鶴が描かれています。



中近笠鉾(なかちかさかほこ)

同じ境内にありました。
全体が黒い漆塗りで、豪華な宮殿風造りです。
曳き回す時には笠を外すそうです。
高さ5.45m、重量が15トンもあるそうです。
夕方、7時過ぎにこの境内をでて町内を巡幸します。



下郷笠鉾(したごうさかほこ)

神社をでてすぐのところにありました。
秩父地方最大の鉾です。
白木造りが特長でたくさんの飾り金具をつけています。
高さ7m、重量20トンだそうです。




側面には立派な龍の彫り物があります。
これを見るだけでも豪華さがわかります。
これらの笠鉾や屋台はすべて国指定重要有形民俗文化財に
指定されています。



裏側に廻ってみました。
日光に陽明門というのがあります。
1日中みていても飽きないので「ひぐらしの門」と呼ばれて
いるそうですが、これも立派でした。



彫刻の一部をアップしてみました。
龍が鋭い顔をしています。
龍は中国に行くとよく見られます。
架空の動物ですが、天を駆けるというので昔から
縁起がよいとされています。





20トンを支える車輪です。
木でできています。
川越祭りの屋台は太鼓や鐘などのお囃子は表の舞台で演じていました。
ここではこの幕の中でお囃子をするそうです。
舞台では長唄などが中心になるようです。
秩父では歌舞伎も有名です。




本町屋台(もとまちやたい)

下郷笠鉾に別れを告げて、さらに10分ほど歩きました。
ますます人が増えてきます。
しばらく行くと本町屋台がありました。
宮地屋台と共に古式な姿をしています。




裏側に廻ってみました。
後ろ幕に大きなダルマが刺繍されています。
そのため「ダルマの屋台」とも呼ばれているようです。
彫刻や刺繍を見るだけでも価値がありました。
夜祭りですから、明るいうちはこのよう出発まで休んでいるようです。
残り2台はだいぶ離れたところにあるようです。
次回ご紹介します。