山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

秩父夜祭(その2)

2008-12-07 | 日常の出来事
中町屋台(なかまちやたい)

中町屋台は本町屋台から少し歩いた電気屋さんの前にありました。
4台の屋台の中で一番大きな鬼板をつけています。
水引幕には亀が描かれています。




裏側に廻って見ました。
大きな魚が描かれています。
立派な刺繍でした。


上町屋台(かみまちやたい)

街の一番外れにありました。
4台の屋台の中で一番大きな屋根をのせています。
水引幕は唐獅子です。




屋台の腰周りには唐獅子と牡丹の彫刻があります。
いつ頃のものかわかりませんが、きれいに管理されているようです。
ここの屋台はこの彫り物をみるだけでも楽しいと思いました。



裏側の幕には鯉の滝昇りが刺繍されています。
なかなか豪華で迫力がありました。
これで2台の笠鉾、4台の屋台をすべて見ました。
どれも立派で感動しました。


武甲山

食事をしようと思って近くのビルのレストランに入りました。
どこも長い行列ができていました。
屋上にでてみたら、武甲山が夕闇の中に浮かんでいました。
石灰岩でできた山で今でも毎日採掘されています。
この山には裏側に登山道があり、春先に登るとカラマツの
芽吹きがみられます。
表の顔とはまったく違っていて静かな歩きができる山です。


二子山

武甲山から左に目をやると、二つのコブがみえました。
二子山です。
この山も春の芽吹きと秋の紅葉の頃歩くと楽しい山です。



食事を諦め、下に降りてみました。
賑やかな声が聞こえてきます。
一番外れにあった上町屋台がスタートしてきました。
引き手が「わっしょい!わっしょい!」と掛け声をかけています。
道の両側にはたくさんの人がいて身動きできません。
この山車の後ろをついて歩きました。




中町屋台の前まで来ると両方の屋台ができるだけ接近して
掛け声を掛け合っています。
川越祭りでの「ひっかわせ」のようです。
たくさんの人に押されてなかなかシャッターが押せません。
これ1枚撮るのがやっとでした。
ほかの笠鉾や屋台もスタートしたようです。
とても動けそうもないので、諦めて駅に向かいました。



駅に向かう途中に広場があります。
午後10時過ぎになるとすべての笠鉾や屋台がここに集合するようです。
「御旅所」と書いてありました。
桟敷席があり、早くからたくさんの人が陣取っています。
建物は市民会館のようです。
イチョウがきれいに紅葉していました。
寒くてとても午後10時まで待っていられません。
午後7時30分から花火が打ち上げられます。
それを少し見てから帰ることにしました。