山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
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金勝山・官ノ倉山(最終回)

2008-12-19 | 里山

三光神社から少し登ると池がありました。
「天王池」だそうです。
水面に木々がきれいに映っていました。
まるで鏡のようでした。
画面では光が強過ぎてよく見えない官ノ倉山が
水面にはきれいに映っています。
これから登る山です。



池を過ぎると薄暗い山道が続きます。
この先をジグザグ登って行きます。
静か過ぎて不気味でした。



20分ほどの登りで平らなところに出ました。
ここから官ノ倉山の頂上までは10分くらいのようです。
標識に従って左に入りました。



最後の急登です。
岩がザレていて気をつけないと滑ります。
木の根っこがしっかりしていて助かりました。



官ノ倉山の頂上です。
三光神社から40分くらいでした。
かなり広い頂上で、ここも小休止にはよさそうです。
この日は誰もいませんでした。



正面をみると二つの山がみえます。
右が笠山、左奥が堂平山です。
堂平山の頂上には丸いドームがあります。
天体望遠鏡がありましたが、役目を終えてドームの中は
空っぽです。
一等三角点がある山です。




反対側の遠望です。
先ほど歩いてきた「げんきプラザ」が光っています。
いつも歩いていて思うのですが、人間の足は素晴らしいです。
あんな遠くから歩いてきたのですから・・・・



これから向かう方向です。
左下に鞍部がみえます。
石尊山です。
ここから10分くらいで行けそうです。




石尊山の頂上です。
小さな祠がありました。
同じ名前の山が信州の浅間山の近くにあります。
また栃木の足利にもありました。
標高は違いますが、どちらもよい山でした。



石尊山からすぐに急な下りが始まります。
クサリがあります。
今回のルートで一番の難所です。
落ち葉で足元がみえないので、葉っぱの下に何があるか
わかりません。
本番でもここでキャーキャー騒いでいました。
尻餅をついた人もいたようです。



難所を過ぎるとしばらく林道歩きが続きました。
途中で分岐がありましたが、ここは右の細い道に入ります。
こんな場所を確認する意味でも下見は大切です。
薄暗い竹薮の中でした。




しばらくはのどかな里道です。
桜並木がありました。
春の花の頃はきれいでしょうね。
神社の境内のようでした。





途中に公園のような広場がありました。
ここも小休止によさそうです。
時間は午後4時近く・・・太陽がまもなく沈むようです。
大きなモミジが真っ赤に紅葉していました。
1週間後の本番では残念ながらこのモミジも散っていました。
ここから小川町までは30分くらいです。
途中に造り酒屋があり、そこを見学してから帰りました。
約5時間の歩きでしたが、低山ながら楽しい山行でした。


下見は4日、本番は12日でした。
本番もよく晴れて、男性7名・女性10名、合計17名も参加してくれました。
きれいだったモミジは散っていましたが、みんなそれぞれ楽しんでくれたようです。


本番では先頭を歩いていたので、ほとんど写真が撮れませんでした。
何枚かご紹介します。


吉田家では下見の時なかったダイコンがたくさん干してありました。
これは漬物にするようです。
田舎では極普通に見られた風景です。




1週間前にたくさんあった干し柿もかなり少なくなっていました。
訪れるお客が買い求めるようでした。
我々の仲間も何人か買ってその場で食べていました。
1連(2個)で¥250だったそうです。




縁側に干してありました。
「タカのツメ」です。
干すと保存が利きます。
昔ながらの智恵ですね。

他にも切干ダイコンやビワの葉っぱを刻んだ物が干して
ありました。
ビワの葉っぱはお茶にするようです。
このコースは春先に歩いてもよさそうでした。