先日の「紹巴鳳凰唐草」が、目の覚めるような浅葱色なら、これは、赤地が見事である。
製作は、龍村美術織物とある。
2年程前、宮尾登美子の「錦」と言う小説を読んだ。
龍村美術織物の創業者 龍村平蔵がモデルの小説であった。
平蔵は、正倉院裂、法隆寺裂、その他古代・中世の名物裂研究と復元の第一人者である。
そして、「鴛鴦唐草文錦」は、正倉院裂の一つ。
小説世界と1枚の裂地の御対面であった。
何だか感動。。
(宮尾登美子「錦」中公文庫)
(龍村美術織物: http://www.tatsumura.co.jp)
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