最近、「豪姫」(勅使河原 宏 監督、1992年)という映画(DVD)を見た。
映画のタイトルは「豪姫」でも、内容は、戦国時代から江戸時代初期の武将であり茶人であった古田織部が主人公だ。
(史実に基づいたフィクションというか)
映画の評価や好き嫌いは、真っ二つに別れるだろう。
私は、勅使河原監督の「利休」(1989年)という映画も好きだったので、勿論、「豪姫」も見所が沢山あって好きだ。
何より、豪姫をやった宮沢りえ、この時18歳ということだが、名優仲代達矢を相手に、ガッツリ演技している。
これは、見直した。
山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」の時も良かったのだが、この女優さん、以外と上手なのね。。
いろいろ茶道具の名品が出ているので刺激的。
そして、織部黒の茶碗にたんぽぽの花が入れられているのは、意表を突いて、誠に面白い。
この映画の中の花は全部イイ。
さすが、勅使河原 宏は、草月流家元であった人。
秀吉、利休、家康、加賀の前田家、蒲生氏郷、細川忠興など、漫画「へうげもの」や、
あの頃の歴史、人物関係を知っていると、この映画の面白さは10倍以上あるだろう。。
(ちょっと、褒め過ぎかな)
(だが、良い意味で、金を使って豪華に作られた芸術的作品だと思うぞ)
(その感覚を感じるか感じないか、好きか嫌いか、どっちかなんだ、、)