彦四郎の中国生活

中国滞在記

合歓木(ねむのき)の花が延々と続くこの季節の湖西路、胡桃(くるみ)の木々も

2021-07-15 07:31:13 | 滞在記

 7月11日(日)の昼頃、息子夫婦が家に来たのでソーメンを一緒に食べる。午後1時頃から福井県の実家に帰省するため京都の家を出て、滋賀県大津市あたりから、ひたすら琵琶湖岸の湖西道路を車で走る。この季節、道路沿いには延々と、淡いピンクの花を咲かせる合歓木(ねむのき)がどこまでも続いていた。その地に、夏本番の到来を告げる合歓木の開花。この花が開花すると、海の水温も上昇していて、海泳ぎもしやすくなるので遊泳解禁の一つの目安ともなる。

 合歓の木は日本各地にたくさん自生している。中国南部や朝鮮半島など、アジアモンスーンの温帯地域によく自生している合歓木。中国名は「合歓(ホーファン)」。日本名は「合歓(ねむ)」と読むが、これは夜になると葉が合わさって閉じて(就眠運動)眠るように見えることに由来する読み方。中国においは、ネムノキが夫婦円満の象徴とされることから付けられた漢字の名前。

   花言葉は「歓喜」。夏の「季語」であり万葉集や松尾芭蕉などにも詠まれている。花は乾燥させて漢方薬として用いられ、精神安定や不眠解消の効果があるとされる。樹皮は、利尿・強壮・鎮痛効果(腰痛・関節痛)があるとされる。

 いやはや、滋賀県や福井県には、こんなにもたくさんの合歓木があったとは、一斉に開花するこの季節に車を走らせないと気付かない。

 12日(月)、福井県南越前町河野地区の実家近くの墓に行き、墓を覆う草を刈る。6月上旬に帰省した時にも墓 を覆う草を刈ったのだが、1カ月余りでかなり草が大きくなっていた。母はこの日、新型コロナワクチンの二回目の接種予定日だった。

 京都に戻る帰路は、琵琶湖岸の湖東の道を帰るため、福井県の敦賀から北国街道に入る。滋賀県木ノ本町の東野地区に入ると、かっての賤ケ岳の戦い(1583年)の際に築かれた東野城(陣城)のあった東野山がみえる。この季節、胡桃(クルミ)の木々もたくさん街道沿いや山間地にみられた。胡桃の実もかなり大きくなってきていた。

 滋賀県や福井県は、この季節には、合歓木の花と胡桃の木がとてもたくさん目立って見られる。夏が来た。梅雨明けはもうすぐかも‥。

 


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