彦四郎の中国生活

中国滞在記

北京の3日間②―北京「三大学(北京大学・清華大学・中国人民大学)」―

2015-03-28 14:15:44 | 滞在記

 中国の首都「北京市」には多くの大学が存在しているが、北京市の中心部付近には少なくても50以上の大学がある。北京市の中心は、天安門などがある「故宮(紫禁城)」である。そして、この故宮の北西方向に多くの大学(30大学あまり)が集中している。これだけの大学が集中しているのは世界的にも他にないだろうと思われる。主な大学をあげれば、北京大学・清華大学・中国人民大学・北京師範大学・北京理工大学・北京外国語大学などである。
 3月16日(日)、北京の「3大学」ともいわれる「北京大学・清華大学・中国人民大学」を見学した。まず、「北京大学」に行った。昨年も北京大学に行ったが、あまり時間がなかったので一部しか見れなかった。今回は時間も十分にとって大学を見学した。歴史的な「中国風」の建物が多く、大きな池や庭などが随所に配置されていた。

 ものすごく広大な大学敷地を誇る「中国No,1」の大学だ。建物の色的印象は、全体的に「灰色(グレー)」で、大学の歴史の重厚さを感じる大学だ。昨年も3月に来たので、樹木の葉が落ちてしまっていた。4月~5月になると、樹木も葉を繁らせて、もっと美しい大学になるだろうなと思う。

 次に、「清華大学」に行った。北京大学に大きな道路を挟んで隣接している。日本でいえば、「東京大学」と「京都大学」が隣り合っているようなものだ。この大学は、中国風の建物と西洋風の建物と近代的な建物が、ほどよいぐあいに配置されている。とても美しく、伝統を感じさせる大学だ。中国No,2のこの大学は、やや自由さを感じさせるキャンパスである。大きな池があり、その池の中の島からは、「二胡」の演奏が流れていた。

 この時期、福州では「桃」が満開だったが、北京は「蕾」だった。大学の売店に行き、「記念品」などを買った。

 この大学も広大だった。現在の国家主席「習近平」は、この大学の卒業生である。

 2つの大学を巡って歩き疲れたので、大通りに出て「喫茶店」を探した。書店と喫茶店がミックスされている所に入り、簡単な食事もとった。キオスクのような売店が、中国の都市には多くみられる。書店の少ない中国では、このような売店で「雑誌」や「新聞」が販売されている。

 地下鉄「北京大学東駅」から二つ目の駅付近に、「中国人民大学」がある。この大学のキャンパスは、日本の地方国立大学を大きくしたような大学だった。

 3つの大学の見学を終え、再び地下鉄を乗り継ぎながら「北京国際空港」に向かう。地下鉄のエスカレーターでよく見かける「マスク」の宣伝。空気のよくない北京では、いろいろなデザインのマスクは需要が高いのだろうな。

 午後4時20分発、「中国国際航空」福州行の飛行機の搭乗案内がアナウンスされたので、列に並んだ。列の真ん中ぐらいだった。飛行機に乗りこんだ。預け荷物はなく、機内持ち込みの小さなキャリーバックが一つだけ。自分の席に行き、荷物を上の棚に上げようと思ったが、場所には他の乗客の荷物がすでに入れられている。スチュワーデスに、「誰かが荷物を入れてしまっていて入れることができないから、移動させてほしい。」と頼むが、だれの荷物かわからない。中国人は、一般的に「ものすごくたくさんの荷物」を飛行機に持ち込む。預け荷物は重量制限があるので、機内持ち込み荷物がすごく多い。これらの乗客は、比較的前列に並び、飛行機に入った途端、あらゆる場所(棚)に自分たちの荷物を置くようだ。結局、私の荷物は「機内」から一旦出されてしまった。そして、預け入れ荷物と同じ場所(機内の格納庫)に運ばれてしまった。少し腹が立って抗議した。なぜ、スチュワーデスは荷物の搬入管理の業務をしないのだろうか。
 午後7時半すぎに福州空港に到着し、アパートに9時半頃帰った。翌日は、早朝から授業に大学に向かう。




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