彦四郎の中国生活

中国滞在記

特別講座「日本映画名作で綴る日本の社会、歴史・文化」❶―全8回の3回生への講座

2018-07-11 13:32:37 | 滞在記

◆大学の要請で、閩江大学の後期(2学期)授業の一環として、日本人教員はそれぞれが「特別講座」をすることとなった。2月の冬休み期間に日本に帰国している際に、「どんな講座をしようかな?」と考え続け、「日本映画名作で綴る日本の社会、歴史・文化」というテーマで特別講座を実施することとした。講座開始日は3月27日、毎週火曜日午後、5・6時間目(全100分間—休み時間含む)に講座を行った。

 全講座終了後の期末試験は実施せず、成績も付けないので、実質的に「自由参加」という形式の「特別講座」だった。日本語学科3回生を対象とした講座だった。(3回生は2クラス、合計36人)  参加者は多い時で25人〜27人程度、少ない時で15人〜17人程度だった。ほとんどの回に参加していた熱心な学生は10名程度だった。

 毎回100分ほどの講座時間のうち、15分間程度は、その回のテーマについてPPを使って説明、その後、映画を学生たちに鑑賞してもらった。(※映画によっては全編を見る時間はないので、鑑賞するシーンを事前に調べておいて、鑑賞してもらった。)

 特別講座で行ったシラバス(授業・講座計画)は次の通りだった。

❶3月27日(火)―◆「中国における日本アニメの歴史を振り返る①」宮崎駿『天空の城ラピュタ』と高畑勲『火垂るの墓』

❷4月3日(火)―◆「中国における日本アニメの歴史を振り返る②」新海誠『秒速5センチメートル』

❸4月10日(火)―◆「日本の文芸より①」川端康成『伊豆の踊子』

❹4月17日(火)―◆「日本の文芸より②」小泉八雲『怪談』、東野圭吾『さまよう刃』

❺4月24日(火)―◆「日本の文芸より③」紫式部『源氏物語』、太宰治『人間失格』

❻5月15日(火)―◆「日本を代表する映画監督・黒澤明作品、中国を代表する映画監督・張謀芸作品」

 黒澤明『七人の侍』、張謀芸『初恋のきた道』(※中国での映画名『我的父親母親』)

❼5月22日(火)―◆「日本という国、日本人理解のために①」山田洋次『男はつらいよ』

❽5月29日(火)―◆「日本という国、日本人理解のために②」―『ALWAYS―三丁目の夕日』、『ハナミズキ』

 

 

 

 

 

 


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