彦四郎の中国生活

中国滞在記

世界の羽生結弦・メドベージェワと京都「晴明神社」❶二人が参拝し「絵馬」がある神社に

2018-02-25 05:44:49 | 滞在記

 2月16日(金)午後1時半過ぎ、平昌冬季オリンピックの男子フィギアスケートのシングル演技。羽生結弦の冒頭のジャンプが成功するかどうかに全世界の、とりわけ私たち日本人はかたずをのんで見守った。続く翌日17日(土)のフリーの演技、羽生は「SEIME(晴明)」の曲に合わせての迫真の演技を終えた。そして「羽生連覇、宇野銀」という結果となり日本中が歓喜に包まれた。昨年11月のケガの回復が十分ではないままの痛み止めを施しながらの覇業だった。

  18日(日)の夕方、羽生結弦が願掛けに何度か訪れて、彼の書いた「絵馬」もあるという京都市内の「晴明(せいめい)神社」に行ってみた。この神社は今や「羽生結弦の聖地」となっている神社でもある。(※京都御所や同志社大学からわりと近い「堀川今出川交差点」を少し南に下ったところにある小さな神社)

  この「晴明神社」には初めて行った。小さな神社なので最初見つけるのが難しかった。夕方の4時半すぎにようやく到着したのだが、まだ けっこうたくさんの人が訪れていた。中国や韓国からの観光客も何人か来ていた。羽生結弦に対するたくさんの絵馬があった。「金に向かって!!ケガを乗り越えてよく頑張ってきたネ!!SEIMEの神プログラム信じている!!2018.2.17 PM9:07」。これはフリー演技6時間前に参拝に千葉県より来た人の絵馬だった。「最高の舞台で最高の演技ができますように!!FLY  YUZU 2018.2.17」。これは福岡県から来た人の絵馬だった。

  晴明神社の社紋は「星型」。俗に晴明桔梗(ききょう)と言われるもので、安倍晴明が陰陽道で用いた祈祷呪文の一つのようだ。天地五行を象とり万物の除災清浄をあらわすとされる。西洋諸国でも魔除の印としてしているらしい。そういえば、「ユダヤ教」にもこのような紋があると思い至る。「星型に勝」と記されたお守りが売られていた。羽生選手もこれを購入して平昌まで行っているのかもしれないと思った。

 羽生結弦の直筆の絵馬はどこにも見つからなかった。どこにあるんだろうと、ふと「売店」に入ってみたら、たくさんの絵馬が架けられていた。この神社に参拝に来たいろいろな有名人の絵馬だった。映画「陰陽師」(野村萬斎主演)の原作・脚本の夢枕莫氏の絵馬もあった。羽生のフリーでの演技曲は、この「陰陽師」の映画でのテーマ曲だった。その中の、「祝 金メダル 羽生結弦選手 晴明神社」と書かれた白い紙の上に、羽生の絵馬が2枚架けられていた。「ケガなく最後まで自分らしくできますように 2017.7.2」「思い描く演技ができますように そして、私の演技がきっかけで 皆さんに幸せがおとずれますように! 2017.6.4」と記されていた。横には鈴木明子選手の絵馬もあった。

 

 


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