彦四郎の中国生活

中国滞在記

世界の羽生結弦・メドベージェワと京都「晴明神社」❷二人が参拝し「絵馬」がある神社に

2018-02-25 09:49:44 | 滞在記

 「晴明神社」で今年初めての「おみくじ」をひいた。実は、この神社に来たのは一つの訳があった。1月上旬に胃カメラで「二か所の胃潰瘍」と診断を受け、その後ずっと薬を飲み続けていた「胃潰瘍の具合」があまり良くなっていないからだった。1カ月以上も薬を飲み続けていても一向に良くなっていなかった。そこで、羽生結弦の金メダルにあやかって、「病気回復祈願」に来たという意味合いがあった。

 この2カ月近く、ほとんど好きな酒も飲んでいなかった。欲しくないのだ。親しい友との食事でもノンアルコールビールだった。しかし、胃の不快感や軽い痛みがなくならなかった。「胃潰瘍が治癒されていなくて、さらにもう1箇所、新しい胃潰瘍が出来ている可能性」も考えられた。ちょっとゆうつな日々が続いていた。

 おみくじをもらった。小吉だった。「見る人も なくて散りぬる 奥山の もみぢは夜の 錦なりけり」と記されていた。この短歌の意味は、「人に知られる知られぬは問題ではない。世間にあって世間を気にせず、己の所信に基づいて行動できる人は幸なるかな。この様な人こそ不幸にも強く幸福にも酔わぬ不動の人である。」と記されていた。なかなか味わい深い、今の自分に少しは合ってもいる短歌だと思った。さらに気になる「健康」には次のように記されていた。「軽快すべし」と。「やった!治るんだ!」と少し安心した。さらに「願望」は、「人の助力ありて叶う」と記されていた。まさに神頼みの心境だった。神社の「お守り」を4つ買った。一つは自分に、他の3つは妻や福井の親友などに後日渡した。

 この参拝が功を奏したのか、参拝から4日後の2月22日(木)の朝から、胃の不快感や軽い痛みがなくなった。そして、その翌日23日(金)の早朝、予約していた胃カメラ検査を受けた。医者からは「胃潰瘍はきれいに治癒しています」と告げられた。「よかった!!」と安心した。その晩、気のおけない友人たち4人と京都伏見の居酒屋で久しぶりに 本物のビールや日本酒をけっこう飲んだら、アルコールに慣れない胃腸は激しい下痢症状を引き起こし何度も何度もトイレに行くこととなった。しかし、翌朝は不快で少し痛い胃潰瘍の症状が再びでることはなかった。「まあ、ほぼ全快だ!」とその朝 安心をした。この羽生結弦の聖地ともされ始めてきた「晴明神社」、けっこう御利益があるのかもしれないと思った。

 


世界の羽生結弦・メドベージェワと京都「晴明神社」❶二人が参拝し「絵馬」がある神社に

2018-02-25 05:44:49 | 滞在記

 2月16日(金)午後1時半過ぎ、平昌冬季オリンピックの男子フィギアスケートのシングル演技。羽生結弦の冒頭のジャンプが成功するかどうかに全世界の、とりわけ私たち日本人はかたずをのんで見守った。続く翌日17日(土)のフリーの演技、羽生は「SEIME(晴明)」の曲に合わせての迫真の演技を終えた。そして「羽生連覇、宇野銀」という結果となり日本中が歓喜に包まれた。昨年11月のケガの回復が十分ではないままの痛み止めを施しながらの覇業だった。

  18日(日)の夕方、羽生結弦が願掛けに何度か訪れて、彼の書いた「絵馬」もあるという京都市内の「晴明(せいめい)神社」に行ってみた。この神社は今や「羽生結弦の聖地」となっている神社でもある。(※京都御所や同志社大学からわりと近い「堀川今出川交差点」を少し南に下ったところにある小さな神社)

  この「晴明神社」には初めて行った。小さな神社なので最初見つけるのが難しかった。夕方の4時半すぎにようやく到着したのだが、まだ けっこうたくさんの人が訪れていた。中国や韓国からの観光客も何人か来ていた。羽生結弦に対するたくさんの絵馬があった。「金に向かって!!ケガを乗り越えてよく頑張ってきたネ!!SEIMEの神プログラム信じている!!2018.2.17 PM9:07」。これはフリー演技6時間前に参拝に千葉県より来た人の絵馬だった。「最高の舞台で最高の演技ができますように!!FLY  YUZU 2018.2.17」。これは福岡県から来た人の絵馬だった。

  晴明神社の社紋は「星型」。俗に晴明桔梗(ききょう)と言われるもので、安倍晴明が陰陽道で用いた祈祷呪文の一つのようだ。天地五行を象とり万物の除災清浄をあらわすとされる。西洋諸国でも魔除の印としてしているらしい。そういえば、「ユダヤ教」にもこのような紋があると思い至る。「星型に勝」と記されたお守りが売られていた。羽生選手もこれを購入して平昌まで行っているのかもしれないと思った。

 羽生結弦の直筆の絵馬はどこにも見つからなかった。どこにあるんだろうと、ふと「売店」に入ってみたら、たくさんの絵馬が架けられていた。この神社に参拝に来たいろいろな有名人の絵馬だった。映画「陰陽師」(野村萬斎主演)の原作・脚本の夢枕莫氏の絵馬もあった。羽生のフリーでの演技曲は、この「陰陽師」の映画でのテーマ曲だった。その中の、「祝 金メダル 羽生結弦選手 晴明神社」と書かれた白い紙の上に、羽生の絵馬が2枚架けられていた。「ケガなく最後まで自分らしくできますように 2017.7.2」「思い描く演技ができますように そして、私の演技がきっかけで 皆さんに幸せがおとずれますように! 2017.6.4」と記されていた。横には鈴木明子選手の絵馬もあった。