私が6月28日(土)に中国から日本に帰国して、今日で15日間が経過したが、この15日間、京都市内の最高気温は連日35度を超える猛暑日が連日続いている。京都市内にもちょっと出かけてみたいと、早朝には思ったりもするが、昼ごろになるとこの猛暑に、市内に出かける気がしぼんでしまうこの半月間。
そんな異常なこの時期の暑さの中だが、7月6日(日)の午後、京都市内に出かけた。祇園白川地区、白川の流れのそばのアジサイも色あせてきている。
月見草が白川の水辺に群生し黄色い花々を咲かせてもいた。
鴨川に架かる四条大橋のたもとの出雲の阿国(おくに)像。橋から鴨川越しに三条大橋方面を望む。高瀬川のほとりにある喫煙所。この暑さに水辺を求めて歩く。鴨川に飛び込みたくもなる暑さは、翌日7日の京都市内の最高気温は37.9度と、この日の全国一の気温となった。
7月8日付「京都新聞」には、「これが 日本の夏—35度以上の猛暑日が続くのは6月29日以来9日連続」や、「祇園祭 7月7日、暑さに負けず立派にお祈り(八坂神社)—綾傘稚児 社参の儀」、「"京"もぉ~~"暑"止まらへんやん~~最高気温23日連続で平年越え—"山鉾巡行(7月17日)から夏"の常識崩壊」などの見出し記事。あまりにも早すぎた梅雨明けと連日の猛暑日の中だが、京都市内の通りには祇園祭の提灯が掲げられている。
7月9日(水)の午後、京都銀閣寺や哲学の道の界隈で、吉田山山麓の娘の家に日本に帰国して初めて行った。京阪電鉄「出町柳駅」近くの小さな寺院の門前には、「天の海 雲の波立ち 月の舟 柿本人麻呂」の句が書かれていた。娘に中国土産の夏向き水色の麻の衣服と白のスカートを渡した。
4歳半になる孫の寛太と、夕方に近くの真如堂まで散歩にでかけた。秋の9月に花を咲かせる萩の葉が繫ってきている築地塀。真如堂の青モミジがとても美しく、境内にはムクゲ(木槿)の花が咲く。三重塔。
6月中旬から下旬にかけて花を咲かせていたであろう本堂前の菩提樹や沙羅双樹(夏椿)は、今はもう花は見られない。寛太は今年は捕まえたアゲハ蝶を虫かごに家で飼っていた。
7月12日(土)の午後、京都大丸や錦市場に買い物に行った。四条通に面した京都大丸近くには祇園祭の先頭を行く鉾(ほこ)である「長刀(なぎなた)鉾」が建てられていた。鉾の上に浴衣姿の人々が乗り、この日は鉾の曳き始め式が行われた。錦市場は大勢の人々で賑わっていた。
錦市場もまた、大勢の外国人観光客の姿。立ち飲み居酒屋でも外国人の姿も多い。
鴨川に架かる三条大橋の界隈。この日も37度の最高気温に、水辺を求める人たちの姿が多い。
外国人観光客も水辺の涼(りょう)を求めて、思い思いに過ごしていた。今年の日本の夏の京都観光、暑さにお疲れさん‥。
7月7日(月)の午前10時から午後2時ころまでの4時間余り、宇治市の宇治川に架かる宇治橋近くのファミリーレストランや喫茶店で、大学の先輩である小野さん・泉澤さんと会い、いろいろな話をして時を過ごした。また、翌日の8日(火)の午後、京都市伏見区の大手町商店街にある居酒屋「まん丸」にて、亀田さん(大阪市在住)や藤波さん(滋賀県近江八幡市在住)と会い、3時間余りにわたり乾杯と会食、いろいろな話をした。藤波さんはあと1週間ほどで、インドネシアに赴任する予定のようだった。
今日は7月13日(日)、日本に帰国して暑い暑い2週間の日々が経過した。昨日、セミの声をこの夏にちょっとだけ、初めて聞いた。トンボも飛び始めた。