多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

南砺 外国人が絵解きに挑戦

2009-07-24 22:51:23 | TOYAMAな多文化共生
(以下、KNB NEWSから転載)
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2009 年 07 月 23 日 17:43 現在
南砺 外国人が絵解きに挑戦

絵解き法話に外国人留学生が挑戦
(南砺市 城端別院善徳寺)

 南砺市の城端別院善徳寺では、寺の宝物の一部を虫干しを兼ねて公開する「虫干法会」が営まれています。

 この法要で行われる絵解き法話に、23日外国人留学生が挑戦しました。

 城端別院善徳寺は、室町時代の浄土真宗の僧侶、蓮如上人が作った寺院で、毎年この時期には加賀藩前田家から寺に贈られたおよそ1万5000点の宝物のうち、着物や甲冑など500点余りが虫干しを兼ねて一般に公開されています。

 また法要で行われる蓮如上人や聖徳太子の絵解きに、今年は、2人の外国人留学生が挑戦します。

 このうち23日は、去年、寺の600年の歴史で初めて外国人として絵解きをしたロシア出身のベルトヴァ・アンナさん(25)が聖徳太子の絵解きをしました。

 あすは、中国人の留学生が絵解きをする予定です。

 城端別院善徳寺の虫干法会は今月28日までです。

JIAM出前研修

2009-07-18 21:50:18 | TOYAMAな多文化共生
(管理人からのご案内)
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全国市町村国際文化研修所(JIAM)には、無料で各自治体での研修講師を派遣する「出前研修」制度があります。
(http://www.jiam.jp/demae/index.html)
# 出前研修は、研修を実施したいと考えている市町村等をサポートする意味で、
# 地方行財政関連・多文化共生関連など研修テーマに応じて、JIAMの職員又は
# JIAMが選定した講師が直接地域にお伺いし、お話しさせていただくものです。

富山県で実施している「多文化こどもサポートセンター」は、外国籍のこどもたちの居場所づくり、学習支援を目的として昨年度より運営をしています。
センターでは、この7月11日に、JIAMの出前研修制度を活用し、多文化共生コーディネーターのお二人(加藤さん、時さん)を迎え、子供たちに、中国語での絵本の読み聞かせを行いました。
このサポートセンターの子供たちが通う学校には、中国籍の児童が少ないため、コーディネーターの時(とき)さんが中国語で読み聞かせる絵本がとても新鮮な様子で、いつもは勉強が終わると遊びまわっている子供たちも、時さんの朗読に、すっかり心奪われていたようでした。

「多文化こどもサポートセンター」ではいろんな活動をしています。夏休みには、外国籍のこどもたちが日本語を話す機会が少なくなることもあるため、「巡回こどもサポートセンター」を実施する予定です。これからも地域の温かいサポーターの気持ちに支えられつつ、運営していきたいと思っています。

多文化共生サポーター養成講座のご案内

2009-07-16 22:36:29 | TOYAMAな多文化共生
(以下、管理人からのご案内)
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富山県では今年で3年目となる「多文化共生サポーター養成講座」を開催します。
この養成講座は、巷にあふれる単発の生涯学習講座やボランティア養成講座ではなく、地球規模の視点から見たこれからの地域社会のあり方を学び、そこから参加者自らワークショップを通じて、「私に何ができるのか」ということを楽しみながら考えていくことができる連続講座となっています。
また、この講座の特色に、講座修了時には、実践の場としての多文化こどもサポートセンターの運営に参加することができるということがあります。
このサポートセンターへの参加には、特別の資格や技能、技術を必要とせず、唯一、必要なものは他者に対する思いやり・愛情です。そこに、ちょっぴり「多文化共生サポーター養成講座」で学んだ知識を生かしてほしいというものです。

今年の「多文化共生サポーター養成講座」の特徴としては、ここ富山県で生活している外国人の生の声が聞くことができるということと、実際に、いろいろな喜怒哀楽を通じながら多文化共生活動を続けている県内の間近な実践者の取り組みを知ることができることです。

お近くの人は是非、受講に来てください。
なんと!聴講無料です!
↓とやま国際センターのHPから
http://www.tic-toyama.or.jp/new/tabunka.pdf

日本企業就職目的の在留資格取得急減、インド人は20%減

2009-07-16 09:10:00 | TOYAMAな多文化共生
(以下、インド新聞から転載)
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日本企業就職目的の在留資格取得急減、インド人は20%減

 日本法務省入国管理局資料によると、2008年に専門的な技術や知識等を活用して日本の企業等に就職することを目的として「技術」または「人文知識・国際業務」の在留資格に係る在留資格認定証明書の交付を受けた外国人は1万7,490人で前年比23.3%減少した。

 08年に認定証明書交付を受けた外国人の主な国籍・地域別内訳は、第1位が中国の5,467人(前年比22.9減)、第2位が韓国の2,469人(同 25.2%減)、第3位が米国の1,855人(同33.2%減)、第4位がインドの1,631人(同20.2%減)、第5位がベトナムの963人(同 4.4%減)、第6位がフィリピンの788人(12.2%減)となっている。上位6カ国のうち中国(台湾、香港、マカオを除く、以同様)、韓国、米国、インドでは前年比20%以上減少しているが、ベトナム、フィリピンなどの東南アジア諸国はそれらに比べ減少率が低かった。

 地域別では、アジア諸国が13,063人(74.7%)と最も多く、北米諸国の2,300人(13.2%)と合わせると両地域で87.9%を占めている。

 在留資格別交付件数は「人文知識・国際業務」が前年比26.9減の6,864人で、03以降では最低の水準となった。「技術」は前年比20.7%減の1万0626人で、06年と同程度の水準となっている。

 就職先の業種を見ると、非製造業14,321人、製造業3,169人で、非製造業の占める割合は81.9%となっている。業務内容別では、情報処理分野(5,628人)、教育分野(2,264人)、技術開発分野(1,974人)が例年同様上位を占めているが、情報処理分野は前年比2,987人(34.7%)減。教育分野は前年比2,291人(50.3%)減と著しく減少しているのに対し、技術開発分野は前年比147人(8.0%)増と微増傾向にある。(09年7月14日の日本法務省入国管理局資料から抜粋)

07/15/2009

とやま国際センター:海外研修員で来県、外国人のホームステイ先募集 /富山

2009-07-16 09:09:07 | TOYAMAな多文化共生
(以下、毎日新聞【富山】から転載)
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とやま国際センター:海外研修員で来県、外国人のホームステイ先募集 /富山

 とやま国際センターは来月1、2日、県海外技術研修員として富山を訪れる外国人のホームステイ先を募集している。一般の家庭に1泊してもらい、生活習慣や文化を体験して、日本や富山への理解を深めるのが目的。

 研修員はブラジル人1人(女性)、中国人2人(男女各1人)、ロシア人1人(男性)の計4人。ホームステイは1人ずつで、計4家庭を公募する。

 応募条件は、1日午後2時と2日午後4時、富山市牛島新町の同センターに研修員を送迎できる家庭。締め切りは22日。応募多数の場合は抽選。応募方法など詳しい問い合わせは、同センター(076・444・2500)へ。

アートNPOヒミング(5) 人と人をつなぐ空間

2009-07-14 10:39:37 | TOYAMAな多文化共生
(以下、中日新聞から転載)
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アートNPOヒミング(5) 人と人をつなぐ空間

2009年7月14日

ヒミングアートセンターの前で会話を弾ませる人たち=氷見市で
写真

 氷見市のアートNPOヒミングの活動拠点がヒミングアートセンター。蔵を改造したこの場所が、地域の人らが集うコミュニティーセンターの役割も担っているという。

 氷見市を流れる上庄川の河口にたたずむヒミングアートセンター。近所のおじちゃんたちが「おうっ、今日はどうや」と声をかけて入って来る。蔵の大家さんも交え、お客さんも一緒にわいわいとにぎやかに話が弾む。ちょっと氷見に来ただけじゃ味わえない会話がここにはある。アートセンターは現代美術の展覧会を開きレクチャーやワークショップも行う場所。でも、コミュニティーセンターとしての役割も大いに担っている。

 そもそもこの場所は、メンバーのアーティスト平田哲朗が大家さんや近所の方との会話から蔵と場所の歴史や思いを知り、それを反映した形に改修した。改修の間、みんなが進行具合を見にやって来る。そうして蔵のこと、場所のことを、いろいろ伝えてくる。その会話自体が価値ある空間作品に見えた。

 オープン後は子どもたちもやって来る。自転車をこぐと発電して電車が動いたり風船が膨らんだりする創作自転車の展覧会を開いたとき、近所の男の子は「僕が作ってほしい自転車」だと、発電して流しそうめんができる機械を紙に書き始めた。こちらからなにか提案したわけではないのに、何かを受け取ってくれた。

 それからも彼はしょっちゅうヒミングにやって来る。そして、おじちゃんたちがくれたカキをほおばりながら、どうやって殻を開けるかを見ている。ささいな会話から自分が暮らしている場所のことをより深く感じるんだなと思う。最高の空間だと思う瞬間だ。

 ふらっと氷見に来た人も入りやすいようカフェスペースがあったり、上映会を月に一回開いたり。氷見在住で常連になった外国人が、気ままに話す英会話教室を企画したりと、さまざまなことが起こり人と人をつないでいく。

 環境が人にとても影響を与えると思うことがある。だから、ここでの話のやりとりや、この場所で起こることが未来をつくる。そんな現在進行形のコミュニティースペースになるといいなと思っている。 (アートNPOヒミング代表 高野織衣)

浴衣で涼感 利長くん 『開町400年』PR 高岡市街を練る

2009-07-13 21:41:22 | TOYAMAな多文化共生
(以下、中日新聞【富山】から転載)
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浴衣で涼感 利長くん 『開町400年』PR 高岡市街を練る

2009年7月12日

浴衣姿で土蔵造りの町並みを歩く一行=高岡市中心部で
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 高岡市の高岡開町四百年記念キャラクター「利長くん」をあしらった浴衣姿の一行が十一日、市中心部を練り歩き、開町四百年をPRした。

 同市木舟町の車和裁学院や和裁組合員らでつくる実行委員会が「みんなdeキモノゆかた祭り」と銘打って実施した。

 県立保育専門学院の生徒や国際交流協会の外国人、親子ら約七十人が浴衣や陣羽織を着て参加。利長くんの着ぐるみも陣羽織姿で加わった。車和裁学院を出発した後、土蔵造りの町並みが残る山町筋を歩き、日本三大仏の高岡大仏で記念撮影。市民会館ロビーでゆかたのファッションショーも開いた。

 利長くんと同じ格好で参加した同市博労小一年福富壱星(いっせい)君(7つ)は「(利長くんとおそろいで)うれしいし、楽しい」と喜んでいた。 (加藤祥子)

県多文化共生推進連絡会議

2009-07-01 09:40:21 | TOYAMAな多文化共生
(以下、KNB WEBから転載)
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県多文化共生推進連絡会議

外国人の実態や生活のあり方について考える

 県内の外国人登録者数が年々増えていることを受けて県は29日、その実態や外国人との生活のあり方について考えるはじめての会議を開きました。

 29日の会議には県内に住む外国人の労働や教育、文化交流を支援している機関や団体からおよそ30人が参加しました。

 このなかで富山YMCAの中山美幸さんからは、昨年末の時点でおよそ4000人いた県内在住の日系ブラジル人のうち、その4分の1が不況の影響で仕事をなくして帰国したとみられることが報告されました。

 また「富山日伯交流友の会」によるポルトガル語によるミニ新聞、「ジョルナル・コラボラー」も紹介されこの新聞では、「解雇の書類にすぐにサインしてはいけない」など雇用問題についてのアドバイスも行っているということです。

 会議ではこのほか、外国人児童生徒への支援体制などについても確認しました。

贈呈:「派遣切り」外国人労働者救済でコメ100キロ 船橋から豊橋・高岡に

2009-03-01 07:18:22 | TOYAMAな多文化共生
(以下、毎日新聞【千葉】から転載)
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贈呈:「派遣切り」外国人労働者救済でコメ100キロ 船橋から豊橋・高岡に /千葉

 景気悪化の影響で失職した愛知県豊橋市と富山県高岡市の日系ブラジル人を支援しようと、船橋市国際交流協会(田村泰一会長)は26日、コメ100キロを両市の協会に贈った。災害時の外国人支援に力を入れている船橋の協会が、「派遣切り」に苦しむ外国人労働者を救うために立ち上がった。

 約100自治体が登録している国際担当メーリングリストを通じて、支援物資の要請が船橋市にあり、連絡を受けた協会が主食の緊急提供を決定。趣旨に賛同した総合食品商社「ユアサ・フナショク」(本社・船橋市)の協力を得て、県産米「ふさこがね」65キロを原価で買い取った。同社も35キロを無償で寄贈した。両市のブラジル人の団体に50キロずつ寄付される。

 田村会長は「市民の協力も得て、長期的な支援に取り組んでいきたい」と話している。問い合わせは市国際交流協会事務局(電話047・436・2083)。【清水隆明】

=======以下、産経新聞から転載==================================
解雇の外国人に支援米100キロ 船橋市国際交流協会
2009.3.1 19:39

 千葉県船橋市の市国際交流協会は、職を失った外国人労働者への援助米を、愛知県豊橋市と富山県高岡市の国際交流協会に50キロずつ贈った。自動車産業をはじめとする製造業から解雇された日系ブラジル人ら外国人が生活に困っている-との連絡が両市の国際交流協会からあり応じた。

 計100キロは千葉県産の「ふさこがね」。うち35キロは船橋市内の食品会社ユアサ・フナショクが提供した。豊橋、高岡両市に届いたのは緊急援助の第1弾。今後も物資や資金による支援を続けたいという。


=======以下、47NEWSから転載==================================


失職した外国人にお米支援 愛知発SOSに千葉の団体

 不況のあおりで職を失った日系のブラジル人やペルー人らを支援しようと、千葉県船橋市国際交流協会が2日までに、愛知県豊橋市などの交流協会の呼び掛けに応え、豊橋市と富山県高岡市の協会に計100キロの米を贈った。

 船橋市の協会担当者によると、全国の外国人支援団体や自治体の担当者が参加するメーリングリストで、豊橋市のSOSを知ったという。「少ない量だが、できることをしたかった」と地元食品メーカーの寄付などで工面した。

 豊橋市の協会によると、愛知県内には失職する外国人の非正規労働者が多いことから、昨年12月、米やトイレットペーパーなどの食料品・日用品を外国人家庭に配布し始めた。当初は市内からの寄付がほとんどだったが、年明け以降、秋田、宮城、岐阜やイタリアから支援物資が届くようになったという。

 豊橋市の協会で相談員をしている日系ブラジル人の鈴木ギダさん(47)は「わたしたちはご飯にスープをかけて食べます。一番安い米でいいので、ぜひ協力してほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは豊橋市国際交流協会、電話0532(55)3671。

ブラジル人支援

2009-02-15 06:21:20 | TOYAMAな多文化共生
(以下、中日新聞から転載)
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ブラジル人支援

2009年2月13日

 高岡市のブラジル人支援団体の勉強会。愛知県一宮市を拠点に東海地方で在住外国人の支援活動をしているNPO法人「交流ネット」の理事長林隆春さん(58)の話を聞き、学ぶことが多かった。

 林さんによれば、ホームレスや車上生活者が増えて治安が悪化しているが、摘発されて表面化するのは一部という。雇用保険が切れ出す春には県内も同様の事態になると不安を抱いた。

 だが、最も重く感じたのは「日系人は仕事など与えられることに慣れ、将来の展望を描けない人が多い。自立を促すのが大切」という指摘。支援する側には衣食住の確保に加え、意識改革の旗振り役も求められる。 (佐久間博康)