一昨日に持ち込まれたフォークの修理を実施。
かなり大きめのサイズで、動かす度にホイストがガタガタと揺れる重さ。
亀裂はパイプの外周をグルリと一周するように生じていて1/3程が破断せずに残っている状態。
ガウジングで亀裂をハツりつつ溶接。一気には出来ないので、フォークの向きを変えつつハツりと溶接を実施。
そんな作業の途中、突然ガウジングのアークが出なくなるトラブル。以前からちょくちょく症状は出ていたので今回も出ると思っていたら案の定。ガウジングが出来なきゃ作業が進まないので、腰を据えてトラブルシューティング。
いきなり本体の故障は考えたくないので、末端からチェック。
・電源→OK
・アースのチェック→OK
・トーチのスイッチのチェック→OK
・送給装置のチェック→ヒューズが2ヶ所あって、その内1つのヒューズにはタバコの銀紙が巻かれている。試しに、巻かれている銀紙を取ったヒューズをセットしてトーチのスイッチを入れて見る。さっきまで動いていた送給装置は動かず。替えのヒューズが手元に無いので、アルミ箔でヒューズを包んでセット。今度は送給装置は動く。で、ガウジング棒を鉄板に当てるとアークが出る。どうも、ここらが原因らしい。その後、作業を再開。本体が故障してなくて良かった!
順調に作業が進んで、亀裂の補修は完了。念を入れて補強をしておく事に。角棒を横に渡してがっつりと隅肉溶接で固めておきます。
防錆の補修塗装を行って作業完了。丸一日掛かりでした。
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