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日本の経験、寧波市の発展に 京都・長岡京市で研修

2016-01-24 13:02:11 | 習 learn
 京都府長岡京市に友好都市の中国・寧波市から職員ら2人が研修で訪れている。市役所の業務だけでなく、市内外の企業や寺社なども巡り、見聞を広めてきた。24日に帰国を控え、2人は「日本での経験を寧波市の発展に結びつけたい」と、意欲を示している。

 寧波市の建設委員会処長(課長)の呉耀明さん(40)と、地元新聞社の子会社社長胡志剛さん(40)。昨年11月27日に来日し、長岡京市内の企業社員寮に住み込み、研修に取り組んできた。長岡京市と寧波市が職員の人事交流を行うのは初めて。

 呉さんは市建設交通部を中心に研修。主に都市計画や道路整備を学び、公園整備や高速道路建設現場の視察などにも出かけた。教育部が受け入れ先となった胡さんは、市内の発掘現場や中学校の授業を見学したほか、京都文化博物館(京都市中京区)の業務なども体験した。

 休日にはサッカーJリーグ観戦のほか、旅行で東京や名古屋、神戸などを訪問したという。日本の正月も経験し、胡さんは除夜の鐘や初詣といった独特の風習に「300~400年前の日本を見たような感じ。素晴らしい文化」と、感想を話す。

 19日にはさらに寧波市から幹部3人が長岡京市を訪れた。両市の職員を前に、呉さんは「都市計画が市民に知らされ、意見も取り入れられている。建物や道路の維持管理も大切にされており、貴重な勉強になった」と強調した。胡さんは「市民の理解を得てごみ分別を実行していることが衝撃的な体験だった」と、披露した。

【 2016年01月23日 11時54分 】


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