「FMおとくに」本放送へDJ養成 京都、通信局が予備免許

2018-08-24 10:03:21 | 習 learn

 京都府乙訓地域で初となるコミュニティーFM放送局の開局を予定する一般社団法人「FMおとくに」に対し、総務省近畿総合通信局は22日、試験放送に必要な予備免許を交付した。周波数は86・2メガヘルツ。同法人は11月中の本放送開始を目指し、スタジオ設置やDJ養成など準備を重ねている。

 同法人は乙訓地域の商工業者らを中心に昨年3月に設立。今年4月に同局へ申請手続きを始めた。長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館1階にメインスタジオ(約24平方メートル)を設置済み。生放送の収録スペースやCM録音に使う防音室を備え、機材搬入などを進めている。長岡京市は開設支援として1760万円を補助する予定。

 予備免許交付を受け、10月には試験放送を始める計画。今後、アンテナを府長岡京記念文化会館(同市天神4丁目)に立て、乙訓2市1町のほぼ全域を視聴エリアとする。試験放送では楽曲やステーションコールを流して、機材の作動や電波の受信状況を確認する。

 本放送開始に向け、生放送の進行役を担うDJの養成講座を7月に開始。乙訓地域などから15人ほどが受講して番組制作のノウハウを学んでいる。地元の商店や観光、イベント関連の情報や地域密着の話題を発信し、災害時には、気象警報や避難所開設などに関わる行政情報を優先的に放送する。

 同法人の木本直樹専務理事(54)は「スタートラインにようやく立てた。地域住民が望む番組制作を通じ、責任を果たしていきたい」としている。

【 2018年08月23日 08時51分 】



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