子ども運動教室に力 京都・向日市スポ文化協

2016-06-26 15:17:23 | 習 learn
 京都府向日市スポーツ文化協会が、幼児や児童を対象にした運動教室に力を入れている。幼少期に基礎的な身体能力を身につけることで、将来どのスポーツを選んでもスムーズに対応できるようにするのが狙い。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、スポーツへの関心は徐々に高まっており、同協会は「未来の五輪選手が誕生してくれたら」と青写真を描く。

 日本ライフル射撃協会副会長を務める田村恒彦事務局長(61)によると、敏しょう性やバランス感覚といった「調整力」は、幼少期の運動経験によって大きく左右されるという。

 市民体育館(同市森本町)では、幼児や児童対象の運動教室やバレーボール教室など六つの教室がそれぞれ年2回程度開かれている。現在開催中の小学1~4年生対象の教室は定員20人に38人の応募があり、同協会は急きょ職員を増やして対応した。

 子どもたちは跳び箱や鉄棒、マット運動などを通して、楽しみながら体を動かしている。長男の結也ちゃん(5)が参加した白波瀬良枝さん=同市寺戸町=は「普段あまり運動しないので、基礎的な体力を身に付けてほしいと思った。楽しんで参加しているので良かった」と喜んでいた。

 今秋には、走力を鍛えるための新たな教室も始める予定。田村事務局長は「運動の楽しさだけでなく、あいさつや一斉集合などの規律も大切にしている。子どもたちがスポーツに親しむ機会を増やしたい」と話している。

【 2016年06月24日 11時33分 】


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