京都・向日で大規模災害備え訓練 避難所運営や水中歩行体験

2015-09-28 19:59:25 | 災 disaster
 大規模災害に備えた向日市防災訓練が26日、第5向陽小(京都府向日市上植野町)で行われた。住民主体の避難所運営や倒壊家屋に見立てたセットからの救出訓練、水中歩行体験などさまざまな取り組みがあり、住民や市職員らが防災の重要性を再確認した。

 震度6強の地震で、家屋の倒壊や火災、交通機関のまひなどが起きたとの想定で、市防災会議が主催した。

 同小体育館で行われた避難所自主運営訓練には、上植野、鶏冠井、西向日各区を中心とした住民264人が参加。五つのグループに分かれ、避難者名簿を作成した後、円滑な避難所運営のために、物資管理班や食料班など6班を編成した。

 食料班では、100人分しかないアルファ化米をどう配分するかを相談。「一つの皿に2人分あると説明しては」「おにぎりにすればいい」などと意見を出し合った。物資管理班から飲料水を受け取り、住民に配った。

 グラウンドでは、住民や消防団員らが倒壊家屋から住人を救出する想定で、チェーンソーでがれきを切断したり、ジャッキを使って家屋を持ち上げた。

 このほか、土のうづくりや初期消火訓練、浸水に備えた水中歩行体験も行われた。

 27日には長岡京市が防災訓練を長岡第四小(同市友岡1丁目)で実施する。

【 2015年09月27日 10時22分 】


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