
パブコメは9月21日に開始。条例案について、視覚障害者でも熟読できるよう点訳版を用意し、弱視や視野狭窄(きょうさく)の人に対応した拡大文字版の他、知的障害者などへ向け漢字にルビを振った版も用意した。一部は市のホームページ(HP)でダウンロードできるほか、市役所窓口や公共施設で配布するなどしている。
さらに、10月5日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で、内容を手話で伝える動画も公開。市の手話通訳者による手話にナレーションが付き、字幕も添えた。市のHPからアクセスできる。パブコメの締め切りは16日。
障害の特性に応じた形式のパブコメは市では過去に例がないという。市障がい福祉課は「各担当課へ過重負担にならないことと、タイムリーな発信を両立させながら、拡大文字やルビなどの中で可能なものは標準化を目指したい」とし、庁内で協議を進めている。
同条例案は、障害者への差別や虐待をなくす取り組みや、情報保障やコミュニケーション手段の普及に向けた施策を市の責務とする。合理的配慮の提供について「必要性を(市が)できる限りくみ取る」などと定めた。市は12月定例市議会への提案を予定している。
【 2017年10月13日 10時00分 】
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