goo blog サービス終了のお知らせ 

意見募集もバリアフリー化 障がい者条例案で京都・長岡京市

2017-10-16 08:04:46 | 政 governing
 障害者差別解消や情報やコミュニケーションの保障を一体的に盛り込んだ京都府内自治体で初の「障がい者基本条例(仮称)」制定を目指す長岡京市が、同条例案の内容を説明する手話動画や点訳などを用いて市民から意見を募っている。同市によるパブリックコメント(パブコメ)では初の試みで、「政策形成への関与を身近に捉えてもらいたい」とする。

 パブコメは9月21日に開始。条例案について、視覚障害者でも熟読できるよう点訳版を用意し、弱視や視野狭窄(きょうさく)の人に対応した拡大文字版の他、知的障害者などへ向け漢字にルビを振った版も用意した。一部は市のホームページ(HP)でダウンロードできるほか、市役所窓口や公共施設で配布するなどしている。

 さらに、10月5日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で、内容を手話で伝える動画も公開。市の手話通訳者による手話にナレーションが付き、字幕も添えた。市のHPからアクセスできる。パブコメの締め切りは16日。

 障害の特性に応じた形式のパブコメは市では過去に例がないという。市障がい福祉課は「各担当課へ過重負担にならないことと、タイムリーな発信を両立させながら、拡大文字やルビなどの中で可能なものは標準化を目指したい」とし、庁内で協議を進めている。

 同条例案は、障害者への差別や虐待をなくす取り組みや、情報保障やコミュニケーション手段の普及に向けた施策を市の責務とする。合理的配慮の提供について「必要性を(市が)できる限りくみ取る」などと定めた。市は12月定例市議会への提案を予定している。

【 2017年10月13日 10時00分 】


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。